今季を彩った鹿島の2人がベスト11入り! SBで9発の大卒ルーキー濃野「全てが思い出に残るゴール」。新境地開拓の知念「来季はチームを勝たせられる選手に」
鹿島アントラーズのDF濃野公人とFW知念慶がベストイレブン入りを果たした。 濃野と知念は今季を彩った鹿島の2人。関西学院大から入団した大卒ルーキーの濃野は、開幕先発を勝ち取るとリーグ戦に31試合出場。さらにはサイドバックながら9ゴールを記録する活躍ぶりで史上5人目の快挙となる新人でのベストイレブン選出を勝ち得た。 【詳細】ベストイレブン・優秀選手34名の投票結果が判明! 武藤は166票 この選出には濃野も「このような素晴らしい賞をいただけると思っていなかったので、とても驚いている気持ちと、小さい頃から憧れていたJリーグの舞台のこのような素晴らしい賞をいただけて嬉しいです」と喜びをあらわにした。 また、記録した9ゴールの中で印象に残ったゴールについて問われると、「Jリーグで決めた得点は全てが印象深い」とし、「決めた時のスタジアムの歓声や味方が駆け寄ってくるものは今まで感じたことがないものだった。全てが思い出に残るゴールだったと思います」とプロの舞台ならではのゴール時の盛り上がりに感激した様子を見せた。 2年目を迎える来季に向けては、「この賞は自分が成し遂げたというよりも周りの方にサポートしていただいて成し遂げることができたと思っています。そういった方々に恩返しをしたいですし、次は自分がチームを引っ張っていかなくてはいけないと思っています。タイトルを欲していると思うのでそこに貢献できるように頑張りたいです」とタイトル獲得へ意気込んだ。 もう1人、鹿島で印象的な活躍を見せた知念。開幕前にランコ・ポポヴィッチ前監督のコンバートにより本職のFWからボランチに抜擢されると、持ち前の身体能力と献身性を前面に、リーグ最多のデュエル勝利数を記録。新境地を開拓して、ベストイレブンに選ばれるまでの飛躍を見せた。 これには本人も「正直ベストイレブンに入れると思ってなかったのでびっくりしています」と心境。また、デュエル勝利数の記録については、「そういうスタッツで自信を深めていった部分もあるので、素直にああいう数字が出たのは嬉しいです」とコメントした。 個人賞への喜びは口にしながらも、「自分自身はまだまだだと思っていますし、もっとやらないといけないと思っているので、来季はチームを勝たせられる選手になりたいなと思います」と満足していない様子を見せ、更なる貢献に意欲した。