副業していること、人に言う?言わない?副業経験者が気を付けていること
「もうすぐ子どもが小1、今の働き方に不安を感じる。今のうちに自分の働き方の選択肢を増やしておきたい」 「子どもと過ごす時間を増やしたいから、ゆくゆくは在宅でできる仕事をしたい」 【画像で確認】ライター1年目。初年度の「収入推移」どう変わった? そんな気持ちから、在宅でできる副業に興味を持つ子育て世代の会社員が増えています。しかし育児、家事、仕事の忙しさから副業する時間なんてなかなか作れない、という方も多いのではないでしょうか。 副業Webライターとして活動中のかばたあきこさん(@ako_kabata_w)は、小3と年中の姉妹を育てながら会社員としてフルタイム勤務をされています。もともとは育児と会社員の両立だけで精いっぱいだったというかばたさん。しかし育児と会社員の両立をいつまで続けられるか分からない、そんな不安から副業でWebライターを始めたそうです。 今回の記事では「副業していること、人に言う?言わない?」問題について詳しく教えていただきました! * * * こんにちは。Webライターのかばたあきこです。 副業しているとたまに話題になる「人に言う?言わない?」問題。今回は私の経験談と、「言わない選択」をする場合の注意点についてご紹介します。 ■副業していること、人に言う?言わない? まず私の場合ですが、副業していることは家族と本業の上司・総務部門の限られた人にしか話していません。 家族にはもちろん副業しているところを見られますので、どんな活動をしているかをオープンに伝えています。副業をすることで私が成長ややりがいを感じているので、家族は肯定してくれています。 また勤め先では上司と総務にだけ話をしています。私の勤めている会社の就業規則で「副業は申請すればOK」というルールがあります。この申請のために上司や総務には副業していることを話しています。 それ以外の相手には、副業していることは一切話していません。 ちょっと恥ずかしい…という思いもありますし、特に言うメリットも理由もないので話していないというのが実情です。 私の周りのライターでは、必要以上には人に言わないようにして副業をしている人が多い印象。 「人に言うのが恥ずかしい」「副業OKとは言っても、昇進や査定に影響するのではないか?」など人それぞれ理由があるようです。 ■副業を始める前に、まずは会社の就業規則の確認を! 副業していることを言うかどうか決断する前に、まずは会社上のルールを就業規則で確認しましょう。副業は国でも推奨していて、厚労省からガイドラインも出ているので、多くの会社では就業規則に副業についての項目があるはずです。 私の勤めている会社の場合は、「申請用紙を提出すること」「健康に害がないよう深夜労働はしないこと」「情報漏洩しないこと」などの規則がありました。私はこれらを遵守しながら副業をしています。 申請用紙を提出する際には、会社側にもメリットがあることをアピールするのが重要です。私の場合は「副業で身につけたライティング能力が会社でも活かせる」といった内容で提出しました。会社側にもメリットがあるということで、申請は問題なく受理されました。 ■人に言わずに副業するにはどうしたらいいの? 私の場合は会社に申請していますが、人によって色んな事情がありますよね。 もし人に言わずに副業をする場合には、以下の2点に注意しましょう。 (1)人前では言わない 「人の口に戸は立てられない」ということわざがありますよね。まずは不必要に人前で言わないように気をつけましょう。 もし別の原因でバレたとしても、自分が話した相手を疑ってしまうことになるとお互いイヤな思いをします。どんなに信頼している人でも、必要がないのであれば言わない方がベターです。 (2)SNS発信の注意点 Webライターのようなオンラインでの仕事では、仕事の獲得のためにSNSでの発信が欠かせません。 SNSで発信する場合は個人が特定されないように注意が必要です。 私も気を付けている個人を特定されない発信のポイントは以下の4つです。 ●アカウント名はペンネームを使う ●アイコンは顔写真ではなくイラストにする ●写真の投稿では背景に場所が特定できるような映り込みがないか確認する ●住所が分かりそうなローカルな発信は控える とは言えSNSで発信されている人は多いので、基本的なことを守れば大丈夫。 例えばX(旧Twitter)であれば、日本国内の総アカウント数は約6,600万人。自分から個人が特定されるような発信さえしなければ問題ないと考えていいでしょう。 * * * 今回は副業Webライターのかばたあきこさんから、「副業をしていることを人に言う?言わない?言わない場合の注意点は?」というテーマでお話を伺いました。 かばたさんは2年以上副業Webライターをされているそうですが、「不必要に言わない」選択をして特に困ったことはないそうです。 会社に副業を申請するのは勇気がいるかもしれませんが、かばたさんのように、きちんと規則を守って申告すれば承認されるケースもあります。上司や同僚が応援してくれる状況をつくれるかどうかは、自分次第です。 この記事を参考に自分にあったやり方を選択をしていただけたらと思います。 ▶プロフィール かばたあきこ 小2と年少児を育てるアラフォーママ。フルタイム会社員として働きながらWebライターとしても活動中。副業Webライターになるまでを綴ったkindleも発売しています。 文=YY