ルアー初心者必見!渓流魚の居場所4選と攻め方も解説
日常にはない景観のなか、美しい渓流魚と出合うことができる渓流釣り。そんな渓流釣りの釣果を伸ばすコツはズバリ、魚の居るところを狙って釣りをすることです。 【写真7枚】木が影を落としている箇所だけでなく、岸際の雑草の根なども魚が居付きやすい。渓流魚の居場所4選を写真で見る 渓流釣りを始めたばかりの初心者に意識してほしい「ここに魚は居る」というスポットと、ルアーを使用した場合の攻め方のコツを解説します。
魚を探して渓流を釣り歩く
渓流釣りの一番の醍醐味は、美しい景観のなかを“釣り歩く”ことです。1か所で粘っていても釣果はなかなか期待できません。 次々にポイントを変え、歩いて魚を探すことが大事です。
堰堤下
堰堤とは一旦水の流れをせき止めるためのもので、水を一旦ためて砂を沈下させることで下流への流下を防いだり、農業用水の汲み上げに活用されたりしています。 その堰堤の下は滝壺のようになっており、渓流魚が身を潜める絶好のスポットです。 多くの堰堤には魚の通り道である「魚道」が整備されていますが、魚は堰堤下で移動の足を少なからず止めざるを得ません。 堰堤下は渓流魚がほぼ居る、といっても過言ではないため、必ず魚が食いついてくると心構えをして釣りを始めましょう。 堰堤では、リールを巻くだけで泳いでくれる「ディープシンキングミノー」や、金属製のルアー「スプーン」を使用すると良いでしょう。
トロ場
トロ場とは川の傾斜が少なく、流れが穏やかなっている箇所を指します。 渓流のような常に流れのある環境で暮らしている魚にとって、このような流れが緩やかな場所は快適に過ごせるスポットで、渓流魚のたまり場となります。 トロ場をしばらく観察していると、水面を流れる虫を渓流魚が捕食する「ライズ」を見つけることもよくあります。 初めからトロ場の奥までキャスト(ルアーを投げること)してしまうと、トロ場に潜む渓流魚すべてにルアーの存在を知らせて警戒心を抱かせてしまいます。 手前から少しずつキャストする範囲を広げ、じっくり広く探るのがコツです。 また、トロ場は流れが穏やかで水面に波立ちがないので魚がルアーを追跡してくる「チェイス」を目撃しやすく、興奮を覚えること間違いなしです。