ルアー初心者必見!渓流魚の居場所4選と攻め方も解説
シェード
釣り人のあいだでシェードというと、木などの影が水面にできている箇所を指します。 とくに日中の日差しが強い日などは、影の中は人間だけでなく魚にとっても過ごしやすい環境といえます。 また木の影は流れの穏やかな川岸近くによくできるため、小規模なトロ場になっていることが多く、そのような箇所は渓流魚の格好の隠れ場といえます。 ピンポイントを狙う必要があるため、キャストは少し難しいかもしれませんが、練習と思って挑戦してみましょう。 なかなか狙った場所にキャストできずにすったもんだしているうちに、突然魚が食いついてくるような痛快さがあるのも渓流の魅力です。
白泡の中
一見「こんなところに魚が居るの?」と驚くのが、激しい流れの落ち込みによる真っ白な泡の中です。 実は、このような激しい環境の中にも渓流魚は潜んでいます。 溶存酸素量(水中に溶け込んでいる酸素の量)は水温と関係があり、水温が上昇すると溶存酸素量は減少します。 とくに暑い季節は気温に合わせて水温も上昇するため溶存酸素量が減少し、魚にとって息苦しいと感じることも多いです。 そこで渓流魚は溶存酸素量の多い場所を求め、空気中の酸素がより溶け込む白泡の中にも潜むようになるのです。 また、水中から釣り人の姿が見えづらく渓流魚の警戒心が薄れるのでルアーへの反応も良く、居れば釣れる、というスポットとなります。 白泡の中は複雑な流れにルアーが翻弄され、思い通りに泳ぎません。 上流側に立ち竿先を細かく動かして、白泡の中に沈めたルアーを小刻みに跳ねさせるようにすると良いでしょう。
渓流釣りを末永く楽しむために
ほぼ全ての渓流釣りが可能な河川には、漁業権が設定されています。 遊漁券の収益は河川整備や放流事業など、渓流釣りを楽しむために欠かせないものになっています。 必ず遊漁券を購入してから釣りを楽しみましょう。 また、河川に生息する魚は個体数が限られています。 必要以上に魚は持ち帰らずリリースすることが、渓流釣りというレジャーを末永く楽しむ上で必要です。 志田 こうたろうさん 釣りの探究者 30代、2児の子育て中の釣り大好きパパ。 幼少から釣りに触れていたものの、”趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を、可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 シーバス、ライトソルト、渓流・本流トラウトなどのルアーフィッシングを楽しみ、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。Youtubeチャンネルあります。
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