小樽に行ったらぜひ訪れたい「地元の食通おすすめレストラン」とっておきの美食処3軒
<写真>「ニシンの刺身」1,000~1,200円。脂のりのよい夏にしんをたっぷりの山わさびと薬味を混ぜて豪快に。 【鮨と季節料理 に志づ可】 北海道小樽市高島4-9-14 営業時間/11時30分~13時30分、17時~19時30分(ともにL.O.) 定休日/火曜 一品料理700円~ ※要予約
グリル銀鱗荘(ぎんりんそう)
■美術館のような店内で楽しむ北海道フレンチ 石狩湾を見下ろす、平磯岬の高台に立つ料亭湯宿「銀鱗荘」は1900年に築造された、現存する数少ないにしん御殿のひとつ。その館に隣接するのがこちらのフレンチレストランです。 寺社建築様式をそのまま残した趣のある建物で、店内にはアンティークマイセンのコレクションや西洋のさまざまな骨董品が飾られ、まるで美術館にいるような雰囲気のなか、道産食材の持ち味を生かす北海道フレンチをコースで味わうことができます。「開業から20年以上、ひたむきに自分の味を追求する島川秀樹料理長の料理は、魚はもちろん、野菜のおいしさも印象的。サービスにも温かみがあり、おなかも心も満たされます」と、松橋さん。 <写真>「活締め時鮭のグリエ 赤井川産ホワイトアスパラガスとベアルネージュソース」。羅臼(らうす)産の時鮭のおいしさを堪能できるような、大きめのポーションも嬉しい。
「道産野菜の魅力をどの皿にも感じてほしい」というポリシーのもと、料理長自ら産地に出向いて食材を厳選。毎年秋には、厚岸(あっけし)産のかきや鱈なども入荷します。 【グリル銀鱗荘】 北海道小樽市桜1-1 営業時間/11時30分~13時、金~日曜、祝日17時~19時(ともにL.O.) 定休日/水・木曜、金曜不定休 昼コース4,400円~、夜コース11,000円~ ※昼の予約は2名から。前日までの要予約 撮影=川尻亮一 取材・文=関 ひとみ 編集=谷口恭子(婦人画報編集部) 『婦人画報』2024年9月号