小樽に行ったらぜひ訪れたい「地元の食通おすすめレストラン」とっておきの美食処3軒
旅行先として常に人気の北海道。小樽のとっておきの美味処を、地元の食通の方々に教えていただきました。
シロクマ食堂 倉富 宗さん(「Yoichi LOOP」ソムリエ)おすすめ
■紅ずわい蟹を丸ごと使ったクリームパスタが人気 小樽運河の北端、卸売市場の目の前にあるレストラン。店主の本間学さんが作る料理は、昼と夜でメニューが異なり、昼はスパゲティやハンバーグ、丼ものなどがメイン。なかでも看板メニュー「カニみそクリームスパゲティ」は、これを目当てに開店前から行列ができるほど。夜はガラリと変わり、「小樽のシャコ」や「活タコの炙り」など、魚介を中心とする日替わりの一品が並びます。 「いうまでもなく、『カニみそクリームスパゲティ』がスペシャリテですが、何を食べてもおいしい。よいものしか使わないという本間さんの食材へのこだわりが徹底しています。道産ワインはもちろん、普段はお目にかかれない稀少なウィスキーや日本酒が楽しめる夜の来店がおすすめです」と倉富さん。本間さんと店員の三浦敦子さんの気取りのないもてなしにも心がなごみます。 <写真>紅ずわい蟹の味噌とむき身を贅沢に使った「カニみそクリームスパゲティ(バゲット付き)」1,900円。隠し味に殻を焙煎して作る特製オイルを使う。夜も注文でき、道産ワインと合わせると、いっそう美味。
<写真>「活ホッキ貝の炙り」1,200円~1,500円。貝の旨みを引き出す、焼き加減が絶妙。 道産ワインは、スパークリングと白が中心。余市や仁木など近郊の産地はもちろん、函館など幅広くラインアップ。 【シロクマ食堂】 北海道小樽市色内3-6-3 営業時間/11時~14時(土・日曜、祝日~15時)、18時~21時(ともにL.O.) ※昼の予約は不可。夜は要予約 定休日/第2・4水曜、木曜(月によって変動あり。Instagramで確認を) アラカルト1,000円~、グラスワイン800円~
鮨と季節料理 に志づ可 松橋京子さん(地域活性化伝道師)おすすめ
■魚介料理の品質と演出にこだわる日本料理店 1977年創業。東京の日本料理店で修業を積んだ2代目の西塚豊さんと、札幌の日本料理店やホテルなどで腕を磨き、日本料理の全国コンペティションで優勝経験をもつ3代目の周平さんが営む日本料理店。 自慢の魚介は北海道産を主体に全国各地から旬の味を厳選。昼夜同じメニューで提供しています。「一品料理がおすすめですが、握り鮨と会席料理をどちらも味わうことのできるセット料理が人気。住宅街の中にあり、落ち着いて過ごせる雰囲気も魅力です」と松橋さん。「小樽に来られるお客様の多くが期待しているのは、一にも二にも海産物です。私たちはその期待を上回る幸福感を味わっていただきたくて、魚介の品質に最もこだわっています」と周平さんは力を込めます。競合店ひしめく町で、ゲストの信頼に応え続ける店です。 <写真>一番人気の「楽味(たのしみ)」6,380円。醬油をオリジナルの刷毛で好みで塗っていただくのも、この店ならでは。