専用設計のV型パワーユニットを得た、孤高のドラッガーエリミネーター250V
次世代のエリミネーター250はどうなる?
エリミネーター250Vは排出ガス規制のため2007年モデルで生産中止になるが、それまで約10年の間カワサキの軽二輪クラス唯一のアメリカンスタイルのバイクとしてラインナップされた。撮影車は最終型となる2007年モデルで、しばらくエボニー(黒)一色で展開されていたカラーにこのパッションレッドが加えられている。 エリミネーター250Vは爆発的にヒットしたモデルとは言えなかったが、そのモデルライフの長さはバイク自体の素性の良さを表す一つの基準とも言えるだろう。2023年にエリミネーター400が復活したこともあり、新しいエリミネーター250が登場するという噂もちらほら聞こえる。400が並列エンジンを搭載しているのでおそらくは並列エンジンで登場する可能性が高いが、2気筒なのか4気筒なのか、はたまた大どんでん返しでV型なのか、想像しながら待ちたいところだ。
エリミネーター250V主要諸元(2007)
・全長×全幅×全高:2355×775×1075mm ・ホイールベース:1620mm ・シート高:690mm ・乾燥車重:171kg ・エジンン:水冷4ストロークDOHCV型2気筒4バルブ 249cc ・最高出力:35PS/12500rpm ・最大トルク:2.4㎏m/9500rpm ・燃料タンク容量:13L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム ・タイヤ:F=120/80-17、R=160/80-15 ・価格:58万6950円(税込当時価格)
後藤秀之