ひろゆきが語る新しい働き方「マニュアルの時代から“博打の時代”になっている」
無職の人々からの投稿を紹介するYouTubeコンテンツ「天下一無職会」から誕生した、ひろゆき氏とひげおやじ氏の共著『あたらしい生き方』(扶桑社)。 そのなかで、両名は稼ぎ方の変化について「マニュアルの時代」から「博打の時代」に変わってきていると語る。そんな話から導き出されたのは、“暇人のギャンブル”が、日本コンテンツが世界を席巻するためのリーサルウェポンとなる可能性。時代が時代なら億万長者のヒカキンも単なる無職のおっさんだった? 書籍から一部を抜粋・再編集し、対談形式でお届けする。
バカ当たりコンテンツは“暇人の博打”から
ひろゆき:無職で居続けることは苦痛。結局、人は承認欲求を満たしたくて社会で何かしら報われたいという気持ちになったりするから。別に一生働かなくてもいいくらい恵まれているのに働こうとする人もいるし。 ひげおやじ:たしかにいるね。でも、報われたいって気持ちはあるのかもな……。 ひろゆき:自分が何かしらの役割を社会の中で果たして、それが意味あることだと思われたいし、思いたい。それはコンビニのレジとかよりも、創作的なものとか会社的なところだったりするよね。 ひげおやじ:そうだね。もちろん、それで全ての人が成功するわけじゃない。ただ、たまにめちゃくちゃ成功する人もいるからね。 ひろゆき:こういうとき、必ずイギリスの作家J・K・ローリングの例を出すんだけど、彼女はお金のないシングルマザーだったの。学校の先生かなんかをやりながら小説を書き続けてたら『ハリー・ポッター』という小説になって、最終的に映画化までされて年間100億円とか稼いでいたりする。 ひげおやじ:産業としてみれば『ハリー・ポッター』関連で、総額2000~3000億円ぐらいのビジネスになっているんじゃないの? ひろゆき:うん、彼女個人でもたぶん1000億円ぐらいは得ていると思うし、ビジネスのほうでも法人が納税するから、イギリスとしては、たぶん1500億円ぐらい税金が入っている。 ひげおやじ:普通に教師として成功していたら、絶対にそんな納税できなかったから、イギリスとしてはありがたいよね。しかも、外貨を稼いでくれるわけだし。