Appleはなぜ“Mac週間”でラインアップを更新したのか 透けるIntelチップからのリプレースとAIへのこだわり
さまざまな種類の“プロフェッショナル向け”を極めたMacBook Pro
ベースグレードのM4チップ搭載モデルでもThuderboltのポート数に違いがなくなったことで、新しいMacBook Proは極めて幅広いユーザー層に対して訴求するシリーズになったといえる。 またM3チップ世代では、ターゲットとする性能領域が1段下がったように感じられた「Proチップ」モデルは、M4チップ世代ではメディア処理など、重たい負荷に対する対応力をむしろ高めている。Proチップモデルが「Maxチップ」モデルに近づいたというわけではなく、両方のバリエーションモデルがより高い性能へとスライドしたように感じる。 今回はベースグレードのM4チップの性能も十分に高いことから、MacのエントリーモデルになっているMacBook AirがM2/M3チップに据え置かれていることも(不満を持つ読者もいるだろうが)ふに落ちる。 最後に、新しいMacBook Proの価格設定についてまとめておこう。詳細はAppleのWebサイトをチェックしてほしいが、Apple Storeにおける最小構成の価格は以下のようになっている。 ・14インチモデル ・M4チップ:24万8800円から ・M4 Proチップ:32万8800円から ・M4 Maxチップ:39万8800円から 16インチモデル ・M4 Proチップ: 39万8800円から ・M4 Maxチップ: 55万4800円から M4 Maxチップモデルはメモリは最大128GB、ストレージは最大8TBまで搭載できる。16インチモデルの最上位構成の価格は63万4800円となる。 なお、実機のパフォーマンスについては追ってレポートをお届けする予定だ。
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