「絶対悪意ある」「営業妨害では」との声も…。チロルチョコからうごめく虫が…? その“顛末”と、称賛集めた公式Xの対応
また、投稿主のアカウントでも、これと前後して「保護者」を名乗る人物から、「保存状態の悪いまま長期間保管していたもの」だったと、謝罪投稿がされた。 チロルチョコの一連の対応をめぐっては、「企業広報のかがみだ」「迅速な対応で素晴らしい」など、ネットユーザーから称賛の声が寄せられている。3連休中の対応ということもあって、そのスピード感に驚く声も多々あった。 ■過去にSNS投稿で発覚した食品への異物混入 食品への異物混入は、商品イメージの低下につながる。とくに虫などの生物が、製造過程で混入したとなれば、場合によっては一時的な生産中止も必要となる。SNS投稿で発覚した例として、最も有名なのが「ペヤングソースやきそば」の事案だろう。
2014年12月に、SNS上に虫が混入しているという画像が投稿され、製造元のまるか食品は生産と販売を中止した。当初は「製造過程で混入した可能性は考えられない」と全面否定していたが、後にその可能性を認めた。 2023年には、丸亀製麺の「シェイクうどん」に、生きたカエルが混入していたとSNSで動画投稿され、こちらも話題になった。同年には、サイゼリヤのサラダから、こちらも生きたカエルが出てきたとして謝罪した。
直近では、2024年5月に、「Pasco(パスコ)」のブランド名で知られる敷島製パンの一部工場で生産されたパン商品に、「小動物らしきものの一部」が混入していたと発表された。その後、その異物は「クマネズミの子ども(約60mm)」だと伝えられている。 関連記事:パスコ超熟「60ミリの子ネズミ混入」対応の成否 誠実ゆえに、消費者に過度の想像をさせた 菓子メーカーも例外ではない。ちょうど11月7日には、菓子大手のシャトレーゼが、一部商品へのカメムシ混入について発表した。その前日に、フジテレビが「『2週間以内に原因報告』とするも連絡無く」と報じてからの発表となり、「弊社側のお客様対応におきましてご報告の大幅な遅れや不十分なコミュニケーションがあった」として、初動対応のミスを認めている。