夏の甲子園2024、勝ち上がり予想は…?(4)近畿地区の有力校は?
ついに開幕する第106回全国高等学校野球選手権大会。今大会も甲子園常連校をはじめ、初出場も5校が名を連ねている。また、各地区に優勝候補と目される高校が点在しており、熱い戦いが予想される。今回は上位進出が狙えそうな高校を予想するとともに、各代表校の戦力も紹介したい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
近畿地区の代表校は以下の顔ぶれとなった
京都国際(京都) 滋賀学園(滋賀) 報徳学園(兵庫) 大阪桐蔭(大阪) 智弁学園(奈良) 智弁和歌山(和歌山) 順当に強豪校が勝ち上がってきた近畿勢。その中でも報徳学園(兵庫)と京都国際(京都)、大阪桐蔭(大阪)は力上位だろう。 報徳学園は投手力が強力。今夏の兵庫県大会、エース右腕の今朝丸裕喜は万全な状態ではなかったものの、26回2/3を投げて4失点にまとめた。多彩な変化球を投げる間木歩、左腕の伊藤功真にも安定感がある。 しかし、兵庫県大会では7試合で失策7個と自慢の守備力が乱れた。上位進出のためには、守備面が鍵となる。 今春センバツにも出場した京都国際は、2年生左腕・西村一毅の成長が大きい。エース左腕・中崎琉生との2枚看板で、京都大会を勝ち上がってきた。打線は遊撃を守る藤本陽毅を中心に、得点力が高い。 大阪桐蔭は、全国屈指の投手力を誇る。今夏の大阪大会では森陽樹、中野大虎といった2年生右腕の躍動が光った。打撃陣も、徳丸快晴や境亮陽といった好打者が揃う。 強打のイメージがある智弁和歌山(和歌山)は、今夏の和歌山県大会でチーム打率.393をマーク。主砲の花田悠月、2年生の山田希翔といった好打者を揃え、上位進出を伺う。
ベースボールチャンネル編集部