<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/8 東播磨 高山隼選手/神戸国際大付 関悠人選手 /兵庫
◆東播磨 ◇球際に強く、広い守備範囲 高山隼選手(1年) 秋の大会では2番打者を任された。バントなど小技は得意だが、大舞台で通用する長打力を磨こうと体重増に努める。ベンチプレスなどの筋トレも、決められた回数以上に取り組む貪欲さを見せる。 丼のご飯を朝に1・5杯、晩に2杯食べ、授業や練習の合間には母親お手製のおにぎりをほおばる。お陰で入学当初から7キロの増量に成功した。「最初はきつかったが、とりあえず口に入れ続けた」と振り返る。 課題は走塁。秋の大会では10試合で5盗塁をものにしたが、満足はしていない。より成功率を高めるため、原正宗主将(2年)のリードの体勢やタイミングなどをお手本に、実戦練習の中で試行錯誤を繰り返す。 秋の大会は遊撃手で出場。カバーエリアが広く、球際の強さに期待が集まる。甲子園では「落ち着いて着実にアウトを取っていきたい」と意気込む。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)167センチ・60キロ(2)右投げ、左打ち(3)加古川・平岡中(4)スポーツをする(5)焼き肉/豆、キノコ類 ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇チーム一の俊足で塁奪う 関悠人選手(2年) 選手寮の朝夕食で白米1キロずつを食べて入学時から体重が14キロ増の75キロとなり、「強い打球が遠くへ飛ぶようになった」と話す。 30メートル走でチーム1位の俊足。秋の公式戦でリードオフマンとして1番で出場し、3盗塁も記録した。 休日は、仲が良い夜久彪真選手と一緒に銭湯で汗を流すことがリフレッシュになっている。秋の県大会決勝前夜には、2人で湯船につかり野球について、熱く語り合ったこともある。目標にする選手は大阪桐蔭卒で、ロッテの藤原恭大。17年春のセンバツ決勝戦で2本塁打を放った試合をテレビ観戦し、「力強いスイングがかっこいい」と憧れる。 この冬は、全員に課されている1日250回の素振りで下半身を意識。逆方向に低く強い打球を飛ばすことを心がけた打撃練習に取り組む。センバツでもトップバッターとして活躍を誓う。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)180センチ・75キロ(2)左投げ、左打ち(3)西宮・山口中(4)スポーツをすること(5)焼き肉/トマト ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕