ストレスとの付き合い方の癖を知ればパートナーとの関係性も良好に!? 5つのストレスタイプとは
パートナーのストレスタイプを知るメリット
心理学者でリレーションシップコーチのジェシカ・ヒギンズ博士のポッドキャスト『Empowered Relationship Podcast』にゲスト出演したドネリー氏は、私たちのストレス反応は生物学的なもので、生涯を通じて保護メカニズムとして形成されると説明。ストレスを感じると内側に引きこもる人がいる一方で、相手をスケープゴートにして暴れたり、仕事やパーティーで気を紛らわせたり、有害なポジティブさで感情をごまかしたり、解決策を延々と探したりする人がいるのはこのため。ストレスに対する反応や対処の仕方は人それぞれだし、人間としてあって当たり前のものというわけだ。 パートナーのストレスタイプを知ることのメリットは、2人の関係をより深く理解し、つながりを深めることができるということ。パートナーがストレスをあなたにぶつけてきたり、それが原因でよそよそしい態度をとったりするとき、個人的に物事を捉えたり、身構えたりしないようにするのは確かに難しいかもしれない。けれど、相手の行動がどこから来ているのかを理解すれば、このような気持ちになることは回避できるかも。スケープゴートであれ、空間であれ、その瞬間に相手が必要としているものを認識することができる。さらに、これはあなたたち2人の間により多くの共感を育み、ストレスによって引き裂かれることのないより強い絆を生み出す助けにもなるかもしれない。 もちろん、ストレスに対処する方法だからといって、パートナーの行動があなたを右往左往させても構わないというわけではない。そうではなく、相手の行動を認識し、相互理解を深め、個人として、またパートナーとして成長するために取り組むべきということだ。そうすることができれば、二人の関係はより良いものになるはず。
ストレスタイプを識別する方法
5つのストレスタイプを確かめるのには、医療機器や博士号は不要。確かめ方は、至ってシンプル。観察すること、だと言う。 修正する人のように行動に移すのか、否定する人のように感情に蓋をしてしまうのか、無感覚な人のように気を紛らわすのか、爆発する人のように怒りを爆発させるのか、内向する人のようにストレスの原因を自分に求めるのか、じっくりお相手を観察しよう。 時間はかかるかもしれないけれど、パートナーの行動に注意を払って、恐れずに意見を求めてみてよう。あなたが思いつかなかった、あるいは見逃していた対処法や行動を指摘してくれるかも。また、ある状況下ではあるストレス反応が出るかもしれないけれど、別の状況では別のストレス反応が出るケースもあるので、ご注意を。 ドネリー氏は、5つのストレスタイプはレッテルとして使ったり、互いを批判したり、ジャッジしたりするためのものではなく、むしろ、洞察を与えてくれるものなのだと言う。 これからは、ストレスに対する自分の反応を積極的に意識するよう、パートナーと共同で努力してみてよう。そうすることで、手遅れになる前に一歩引いて、休息やリラクゼーションをとるタイミングが分かるようになるかも。