ストレスとの付き合い方の癖を知ればパートナーとの関係性も良好に!? 5つのストレスタイプとは
私たちは皆、ストレスがメンタルヘルスや幸せに大きな打撃を与えることを知っている。どんなに上手くストレスに対処できたとしても、ストレスは気分を滅入らせるものだ。パートナーや人間関係に使うはずのエネルギーや資源を奪い、忍耐力を削ぎ、性欲を抑制し、イライラして内向的になる。そうなると、自分のイライラをパートナーに不当にぶつけたり、ケンカしたり、疎遠になったり……そんな経験、あなたにはない? それを未然に防ぐことができるかもしれないのが、Stress Languagesという考え方。悲しい結末を避け、更にはパートナーとの深い絆を強めたいという、そこのあなた、ぜひ参考にしてみて。 【写真】ストレス軽減に! 積極的に食べたい6種類の食材
ストレスが人間関係に与える影響
ストレスがないことなんてもしかしたらあり得ないのかもしれないけれど、ストレスが人間関係に与える影響は災いのもとであることは、間違いない。親密さやメンタル的な支えの欠如だけでなく、それが別れの原因にもなりかねないんだから。だからこそ、自分のストレスとパートナーのストレスをうまくコントロールする方法を理解することは、有益なことだと思わない? 理学療法の修士号、BASIのピラティス資格を持ち、レジリエンス・ツールキットの認定ファシリテーターという顔を持つ、言わばウェルネス専門家で、『Settled: How to Find Calm in a Stress-Inducing World』の著者でもあるシャンタル・ドネリー氏が提唱した『Stress Language』。これは私たちがストレスを感じているときの反応や表現の仕方を指し、全部で5つのタイプに分けられると言う。
5つのストレスタイプ
▼The Fixer / フィクサー このStress Lauguageを持つ人は、頼まれてもいない、あるいは必要もないのに状況を直そうとする人(fixer)だ。彼らは表面的には、親切で敏腕に見えるけれど、時間が経つにつれて、口うるさくなり、境界線を踏み越え、パートナーを信頼しなくなることも。Fixerは、ストレスが溜まるとすぐに行動に移し、何かを直そうとするのが特徴。恋人というよりむしろ親のように振る舞うことも多いんだとか。 ▼The Denier / 否定者 Denierは、ストレスの兆候を示すことは弱さの表れであると(たいていは幼少期に)教え込まれた人が、自分を守るための一般的なパターンなんだとか。Denierは、現実を見ない楽観主義者、あらゆる感情を避けるストイックな人、苦痛を打ち消すために有害なポジティブさを利用する人のようにも見える。彼らは、たとえ自分が苦しんでいて、自分の感情に注意を払うべきときでも、否定的な感情を見ないようにして、最小限に抑えたりする。また、"問題がなくなるまで無視する "メンタリティを持ち、問題が存在しないかのように振る舞うこともある。 ▼The Number / 無感覚な人 The Number、無感覚の人は、基本的に気晴らしでストレスを麻痺させる傾向にあり。だって、何も考えなければ、ストレスがあなたを傷つけたり、そのせいで参ってしまうことはないでしょう?ただし、このようなStress Languageを持つ人は、アルコールやその他の物質、スマホ、コンピューター、テレビなどに向かう時間の増加、あるいは過労などの対処法に引き寄せられる傾向あり。 The Exploder / エクスプローダー ▼Exploder(直訳すると、爆発させる人)には、闘争のストレス反応がある。彼らの脳は、差し迫った危険があることを体に伝え、それに従ってパートナーに「爆発」する行動をとるそう。このStress Languageを持つ人は攻撃的で怒りっぽくなり、すぐに批判したり指をさしたりして、誰かや何かに責任をなすりつけようとする。反射的な怒り、被害妄想、破滅的思考を示し、会話の途中で暴れたり、自分のストレスをパートナーのせいにしたりすることも。 ▼The Imploder / インプローダー 先に説明したExploderとは異なり、Imploderはストレスを内面化するのが特徴。彼らはストレスをあたかも自分がその根本原因であるかのように受け止め、多くの自己批判と羞恥心を生み出す。例えば、"私は何をやってもうまくいかない"、"すべてはいつも私のせいだ “といった否定的な思考や話し方で自分自身を非難し、貶める、など。