創建年代は不詳!? 古代の信仰跡が残る、織田信長も祈願した手力雄神社にてランパンプスが合格祈願!
小林:マントマンなんて異名ねえよ! 浅野:ただ信長公は、もともと織田家、劔神社の社家でありまして、信心は非常に熱い方でございます。反抗した勢力に対しては徹底的にやり合う方ではございましたが、「この神様には手を出していけない」ということで、「申し訳ございません」とひれ伏したとのことです。 小林:魔王が負けたんだ! 浅野:そして、祈願をされたら体が動くようになったということで、当社で祈願をしたうえで、苦難の後、岐阜城を攻略されたという書が残っています。 寺内:魔王がひれ伏した力を持つ神社なんですね。 小林:公式サイトで拝見したのですが、社殿の龍の彫刻っていうのはどういうものなんですか? 浅野:ちょうど本年が本殿を再建してから350年になりまして、市内では最古の木造建築になっております。一間社流造(いっけんしゃながれづくり)という形をしておりまして、前に柱を置いて軒をズッと出しているような、屋根を引っ張ってくるような形で、本殿の形が大きく見える形になっています。その前の向拝柱(ごはいばしら)にうねるようにして、ちょうど対で東西に龍の彫刻が巻きついております。片方の龍が玉を持って目を見開いて口を開けている龍で、片方の龍は玉を持たず、口もつむって穏やかな顔をしております。
小林:逸話があるとお聞きしたんですが? 浅野:伝説が残っております。ある時、近隣の田畑が荒らされ、さらに井戸のほうからピチャピチャと音がしたので、村の方々が「なんぞや?」と、井戸を覗いたら、大きな目玉と、かぎ爪が見えまして、びっくりして逃げ帰って「龍がなんかおった」と。 寺内:井戸に龍がいたと!?
浅野:次の日、「そんなことあるやろうか」ということで、こちらに来たら、龍の彫刻の体が泥だらけになって濡れていたということで「これは龍の仕業や」、という伝説ですね。 寺内:井戸を覗いたら龍がいて、次の日、龍の身体が泥だらけになっていたと……確かに、説得力がありますね。 小林:そうかな(笑)?