仕事の効率にも影響…メンタルヘルスのために休暇を取るべき4つのサイン
もし、あなたがワーカホリックなら、医師の診断がなければ病欠休暇を取ることはないのでは。でも、病欠休暇は病気や怪我のためだけにあるわけじゃない。 【写真】たった3分で道具も不要。ストレスを減らす5つの方法 時にはメンタルヘルスのための休暇を取ることが大切なときもある。実際、メンタルの病気はあなたが考えるよりも一般的なもの。アメリカの国立メンタルヘルス機関(National Alliance on Mental Health)によれば、米国の約4,380万人の成人が毎年該当年に休暇を申請しているそう。 でも、メンタルヘルスのために休暇を申請した人のうち、治療を受けたのはたったの40%。 「メンタルヘルスに関わる症状は重症ではないと考えられがちで、多くの人はそれを乗り越えられたり、そのままやり過ごせると思いがち。でも、これらのメンタルヘルス問題に対処しなければ、人生の他のすべての領域に悪影響が及ぶ」 こう語るのは、クリーブランドクリニックの行動療法、訓練、研究担当のディレクターで、精神科医のエイミー・サリバン。 「メンタルヘルス休暇を取ると、エネルギー、モチベーション、気分、ストレスを管理する能力が向上する。実際に、休暇を取ることにより、全体的な生産性が落ちるのではなく、向上することがわかっている」と、デューク大学保健システムの臨床心理学者、シャノン・バーン博士は言う。 でも、メンタルヘルスのために休暇を取るべきタイミングは、どうやって判断すればいいのだろう? 仕事のTO DO LISTが増えるにつれ、体はあなたにいくつかのちょっとした、でも重要なヒントを投げかけている。今回は、自分のために休みを取るために覚えておきたい、4つの手がかりをご紹介。
疲れすぎて、眠れない
精神的に過労になると、肉体的な疲労にもつながる。重度の疲労は、常に眠たい状態か、ベッドに入っても眠りに落ちることができないという2つの症状として現れる。 「私たちの思考、感情、衝動を解釈する脳の部分は、睡眠の影響に特に敏感です」とワシントンDCの臨床心理学者であるアリシア・クラークは教えてくれた。 「普通の人は毎晩7~9時間の睡眠時間を必要とする」と語るのは、NYUランゴン・ヘルスの精神医学科の女性メンタルヘルス担当ディレクター、マラ・アッカーマン。常に高いレベルのストレスを抱えているなら、それは不眠症につながり、疲労にもかかわらず、深い眠りについたり、眠り続けることが難しくなる。 寝るために休息日を取り、質の良い長い昼寝を取って早寝することは、あなたの頭と体を癒す薬になる。「睡眠は、私たちの認知的で感情的な面を強化する強力なツールとなり、睡眠を調整するために休日を使うことは、効果的な治癒方法でもあるのです」