エールフランス、プレエコを「プレミアム」名称変更 新シートを25年に8割
エールフランス航空(AFR/AF)は、プレミアムエコノミーの名称を「プレミアム」に変更し、2025年末までに機体の約8割に新シートを導入する。 【写真】エールフランスのプレミアム新シート エールフランスはプレミアムエコノミーのサービスを2009年に開始。今年の夏ダイヤからプレミアムに名称変更し、9月にパリで新シートを発表した。すでに一部のボーイング777型機とエアバスA350型機に導入されており、シートクッションの品質向上や足もとに最大97センチのスペースを確保し、リクライニングの確度は最大124度とした。 個人用モニターは13.3インチの4K対応タッチパネル式で、Bluetoothに対応。各席にUSB端子などを備えている。 客室内装は、エールフランスのシグネチャーカラーであるネイビーブルーと、プレミアムのブランドカラーのスカイブルーを基調に、ヘッドレスト、クッション、ブランケット、ミールトレイ、アメニティキットに赤いアクセントマークをあしらい、エレガントな旅空間を演出した。 機内の食事はシャンパンからスタートし、パリ発便ではミシュラン星付きシェフ、フレデリック・シモナン氏が季節の食材を使ったメニューを監修。食後のデザートは、シュークリームやパリ・ブレスト、フォンダンショコラなど、フランスで親しまれている定番デザートを用意する。フライト中の「おやつ」として、プロヴァンス地方で昔ながらの製法で作られているアイスクリームも提供する。 2025年春には、エールフランスの新しいヘッドソムリエであるグザヴィエ・チュイザ氏が選定した新しい飲み物のメニューを発表予定。フランス産にこだわったワインやビール、シャンパンなどをそろえる。 プレミアムの乗客は、エールフランスが加盟する航空連合「スカイチーム」の「SkyPriority」サービスを利用できる。
Tadayuki YOSHIKAWA