10万円越えのPS5 Proを買うなら「ゲーミングPCの方が安い」は本当なのか?
PS5のCPUは、AMDのZen 2アーキテクチャをベースにした8コア16スレッドのプロセッサーを採用しています。PCのCPUに置き換えると、おおよそAMD Ryzen 7 3700X相当の性能だと考えられます。
PS5 Pro相当のパソコンを自作した場合、予算はどれくらい?
PS5 Pro相当のパソコンを自作する場合の予算を考えてみましょう。ただし、PS5 Proのテクニカルプレゼンテーションの内容を主にベースとした推測に基づく試算が一部含まれます。 ■グラボ:CU数60基の「Radeon RX 6800」相当か PS5 Proのグラフィックス性能は、AMD Radeon RX 6800相当と予想されます。差―二―氏がテクニカルプレゼンテーションで述べていた通り、CUがPS5に対して67%増量されている場合、CU数は約60機となります。 60機のCU数があるGPUの代表例は「Radeon RX 6800」です。この場合、GPUだけで約8万円弱の予算が必要になります。
■CPU:PS5と同等か微小な改善幅に留まっている可能性 CPUの性能についてはサー二―氏はPS5 Proのテクニカルプレゼンテーションでは特に明言をしていません。PS5と同等の性能のCPUの場合、おおよそAMD Ryzen 7 3700X相当のものが搭載される可能性があります。 とはいえこの場合、GPUの大幅な性能アップに対してCPUの性能にやや不足感も感じられます。同じZen 2アーキテクチャのRyzen 5 5600X相当のCPUが搭載されている可能性もあるでしょう。
仮に現行品でも入手しやすい「Ryzen 5 5600X」の場合、25000円前後が目安となります(※クーラー付属品の場合。単品購入する場合、別途冷却方法を用意することをおすすめします)。 ■ストレージ:2TB PS5 Proのストレージは2TBです。仮に同等容量のゲーミングPCを組む場合、2TBのSSDを購入するには、おおむね2万円~3万円程度の予算が必要になります。