【箱根駅伝】青学大・太田蒼生、「『俺が勝たせてやる』くらいの気持ちで」と宣言 『大手町で笑おう』をスローガンに連覇目指す
来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で2年連続8度目の総合優勝を目指す青学大の壮行会が12日、東京都渋谷区の青山キャンパスであった。「大手町で笑おう」をスローガンに連覇を目指す優勝候補の一角が、30度目の箱根路に挑む。 節目の第100回大会を彩った最速チームが、さらなる進化を遂げて101回大会を迎える。前回は10時41分25秒の大会新記録で2年ぶり7度目の総合優勝。現チームには連続区間賞で独走態勢に持ち込んだ2区・黒田朝日(3年・玉野光南)、3区・太田蒼生(4年・大牟田)ら当時のメンバーが7人が残る。 太田は「連覇を達成できるように『俺が箱根を勝たせてやる』くらいの気持ちで臨む」と宣言。大会3週間前にして、すでに選手たちの心は燃えている。
今季は10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝で国学院大、駒大の後塵(こうじん)を拝してともに3位。ただ、箱根未経験の4年生・鶴川正也(九州学院)が出雲1区と全日本2区で区間賞を獲得してエース級に成長するなど、駅伝を重ねる度に選手層を厚くした。”3強”の一角として優勝候補に挙がる箱根は、初優勝の2015年から10年で7度の優勝と圧倒的な強さを誇る。 壮行会では主将・田中悠登(4年・敦賀気比)がこの日に京都・清水寺で今年の漢字が発表されるのに合わせ、ベンチコートの中から「笑」の1字をしたためた紙を取り出した。「箱根駅伝のスタート、ゴールである大手町で絶対に優勝して笑おう。そういったイメージをふくらませて、ここまで歩んできた」と熱く意気込んだ。1年間持ち続けたイメージを現実にするため、新年の箱根路を駆け抜ける。
中日スポーツ