〈ヒステリックグラマー〉のフライトジャケットは、ムートンルックでライトな着心地!
気温の急激な低下に戸惑うこの頃。今年、アウターなに着ようか問題の選択肢にフライトジャケットなんてどうだろうか。〈ヒステリックグラマー〉のそれは、ムートンルックでライトな着心地がいい。そして、身体だけでなく、心も熱くなる1着だ。
[ヒステリックグラマー] HYSTERIC GLAMOUR
今年の夏はどこまで続くんだ? とにかく暑かった2024年。少なからず10月中旬くらいまで、みな一様にTシャツ姿で過ごしていたような気がする。が、そんな日々も終了。ようやくお洒落を楽しめる季節がやってきた。夏が長引いたぶん、今年の秋はきっと一瞬。秋の風物詩に物思いに耽るのはいったん置いといて、本腰入れて、冬支度をしなくては。 聞けば、ラニーニャ現象とやらの影響で、今年の冬は寒くなるというじゃありませんか? 毎年、暖冬と口酸っぱくニュースで聞かされてきたぶん、なんだか新鮮。ともなれば、欲しくなるのはやっぱり冬アウター? ダウンジャケット、ステンカラーコート、フリースジャケットなどなど、例年同様、選択肢は豊富。なにを買おうか悩んでいるみなさんに朗報だ。 紹介するのは、〈ヒステリックグラマー〉のフライトジャケット。1930年代に陸軍航空隊の寒冷地用に採用されていたB-3をベースに、タウンユースで着られるようスタイリッシュにリデザインされた1着だ。襟をやや小ぶりに設定し、ミリタリー特有の野暮ったい印象を払拭。これを着て、NYを歩こうが、東京を歩こうが、誰からもフライト帰りとは思われない。 そんな冗談はさておき、ミリタリーアイテムに関していえば、デザインがモダンに傾倒していくと、ディテールがおざなりになってしまいがち。だが、ちゃんと男心をくすぐるポイントを残しているところに同ブランドの懐の深さを感じてしまうのだ。縫い目をレザーテープで補強していたり、襟裏と両脇にベルトを配置していたり、オリジナルへの敬愛があって、熱くさせる部分があるでしょ? さらに、ちゃんと裏ボアがあるから、保温力も心配ない。身体をしっかりと冷たい風から守ってくれて、心も熱くさせちゃうから、きっと日本の寒冬じゃ物足りなくなってしまうかもしれないね。
ムートンレザーのシボ感を表現した合皮に、エコボアをボンディングした1着。オリジナルのB-3は、リアルレザーのずっしりとした重みがあるが、こちらはポリで構成していて、見た目の重厚感はそのままに着用感は軽やか。ちゃんと保温力もあるから寒冬もへっちゃら。各9万9000円(以上ヒステリックグラマー) ※雑誌『Safari』1月号より