阪神・桐敷拓馬が珍公約!「映らないように来年も頑張りたい」サンテレビで被弾の〝泣き顔〟見せません!
阪神・桐敷拓馬投手(25)が20日、サンテレビ「熱血!タイガース党」特番(後7・00)の生出演前に神戸市中央区の同局で取材に応じた。サンテレビのテレビ中継はタイガース愛ゆえに本塁打を浴びた直後に阪神投手に焦点をあてた映像が流れるが、今季70試合登板で被本塁打ゼロの左腕は一発厳禁を継続し、視聴者に〝泣き顔〟をさらさないことを誓った。 【写真】小学生時代の阪神・桐敷拓馬 阪神寄りの中継がモットーのサンテレビ。相手チームの打者が本塁打を放つと、猛虎愛ゆえに打たれた投手の表情が集中的にクローズアップされる。桐敷は試合中継でお世話になっている恩は感じつつ、その方針にあらがう覚悟を表明。笑みを浮かべながら、被本塁打ゼロを誓った。 「今初めて知ったんですけど。そういうときは映らないように来年も頑張りたいです」 サンテレビ本社の1階には「打っても打たれてもタイガース優先!」「喜びも悲しみもタイガース優先!」というキャッチフレーズとともに、甲子園球場での中継カメラの配置や、試合中のホームランカット割りの映像を説明するパネルが設置されている。 通常は中継カメラは8台。猛虎の一挙手一投足を逃さないが、ホームランを浴びても複数のカメラが被弾した投手の悔しい表情を〝優先的〟に視聴者に届けてしまう。カット割りの説明を受けて「そうなんですか!」と目を丸くしたが、今季70試合登板で被本塁打「0」の左腕なら高いハードルには感じないはずだ。 「本塁打、ましてや中継ぎの被本塁打は試合に直結してしまう。そこを今年はゼロでいけたのは自信にもなります。来年以降も、直結した失点を、本塁打に限らず少なく、ゼロでやっていければ」 今季は「極端に(コースを)投げ分ける」という意識で投げ、甘いコースへの投球を避けてきた。今オフも映像を見返した。修正を重ね、来季もアーチを浴びない工夫を続けていく。リーグ優勝の巨人の大補強にも「そこを倒さないと優勝にはたどり着けない。特に頑張っていきたい」と腕をぶした。 「サンテレビさんは試合終わりまで放送してくれるので、甲子園の試合は多く振り返ると思う」と感謝した桐敷。プロ3年で被弾はわずか3本で、甲子園では22年7月7日の広島戦での1本のみ。もちろん、今季は本塁打を許したシーンはない。V奪回を目指す2025年シーズンもサンテレビに〝泣き顔〟を映させない。(新里公章)