ランボルギーニ幻のコンセプトカー「ブラボー」が50年ぶり市販化される!? 格納式ヘッドライト+アヴェンタドールのV12エンジンを採用?
ランボルギーニがかつてコンセプトモデルとして発表した、「ブラボー」の量産型が登場するという噂を入手、早速予想CGが制作された。 ブラボーは、「ウラッコ」の後継モデルとして開発、1974年の「トリノオートショー」でワールドプレミアされたが、生産には至らなかった。その後、1987年にはベルトーネ製のフィアット「X1/9」として生産が検討されたが、やはり発売には至らなかった幻の車と言える。 そして今、独立系デザイナーのマルコ・マルテーゼ氏の手によりCGで蘇った。もちろん、1974年のブラボーコンセプトにインスピレーションを得ており、アヴェンタドールの土台をベースに、ノスタルジックなスタイリングキューで設計されている。 予想CGのシルエットは、ランボルギーニ「テメラリオ」のプロポーションを彷彿とさせるが、同氏は、オーバーハングを短くしたアヴェンタドールのカーボンファイバーモノコックシャーシに搭載できるモデルとして構想している。これにより、ランボルギーニが電動化を採用する前の最後のモデルであった、アヴェンタドールの6.5L V12エンジンを搭載できるのだ。 オリジナルのブラボーと同様に、デジタルコンセプトはオリジナルのデザインの特徴であった、ボンネットとリアデッキに複数のベントを備えている。またドラマチックなサイドインテークや、車体を視覚的に切り裂く黒いベルトラインなど、主要なデザイン要素が引き継がれている。そして、あの角張ったリアアーチはこれまで以上にアグレッシブに復活し、車の低く構えた捕食者のスタンスを強調している。 レトロモダンの対話はそれだけにとどまらない。目立つ特徴の1つは、格納式ヘッドライトだ。これは昔のポップアップユニットを巧みに模倣したもので、現在は最新の安全規制に準拠するように更新されているのだ。後部では、三角形の排気管がアダプティブウィングの下にあり、スリムなLEDテールライトが、ノスタルジックなパッケージに未来的な輝きを加えている。 車内は、1970 年代を彷彿とさせている。ビンテージ素材で包まれた固定シートに加え、インストルメントクラスター用の全幅ディスプレイを備えたミニマリスト ダッシュボードを搭載している。また、タブレットのようなフローリングインフォテインメントシステムがあり、ステアリングホイールに戦略的に配置された、いくつかのボタンがそれを補完している。 内外とも完璧に完成した予想CGだが、あとは新生ブラボーの登場を待つばかりだ。
APOLLO