【モノクローム巡礼】天安河原:大坂寛「神のあるところへ」 石の章(1)
天安河原
・御祭神:思兼神(おもいかねのかみ) 、八百萬神(やおよろずのかみ) ・住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸1073-1 天岩戸神社の社域にある洞窟で、日本中の神が集まったとの伝承からパワースポットとして親しまれる。神社は創建時期こそ不詳ながら、古代から天岩戸(洞窟)を御神体とし、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を祀っている。 取材・文・編集=北崎 二郎
【Profile】
大坂 寛 ŌSAKA Hiroshi 写真家。1956年山形県生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業。78年JPS展(日本写真家協会)奨励賞、APA国際展(日本広告写真家協会)EUROPHOTO賞、82年、84年JPS展グランプリ、85年日本写真協会新人賞。分身をテーマにしたヌードシリーズ《Syzygy》《Vénus,Végétal》 ほか、平面的遠近方法で、花を通して自己の内面や生命観を投影した「botanic heart」などの個展を国内外で開催。作品は東京都写真美術館、京都国立近代美術館、ポラロイド・インターナショナル、ヒューストン美術館、グラハム・ナッシュ・コレクションに永久保存されている。