人が“惰性”や“諦め”を感じながら、それでも「なんとなく」結婚しようとする理由
なぜ好きではない人と結婚するのか
〈実は「自分のため」であることが多い〉 なぜこのような事態が起こるのかと言うと、好きじゃない女性なのに付き合う男性からしたら、次のようなメリットがあるからです。 ・とりあえずの彼女がいるからさみしくない ・本気じゃないから感情を揺さぶられてしんどいこともない ・承認してほしいときにしてもらえる ・セックスしたいときにできる ・面倒くさくなってきたら別れればいい ひどく身勝手ですが言わないだけで、好きでもない女性と付き合う男性の頭の中なんて、身も蓋もないことが多いです。 そこに女性の気持ちは一切含まれていないんですよね。このような男性と付き合った女性は、相手の連絡無精に落ち込み、向き合ってくれなさに悩みます。 それもそのはず、彼らからすればそもそも本気じゃないから、そんなに頻繁に連絡をとらなくても平気だし、真剣に向き合うのもしんどいから、そうする必要性がないんですよね。女性がよく言う、「本気で好きだったら男は連絡をちゃんとくれる」というのはある意味本当だし、交際して間もないのに連絡が全然返ってこないのは、相手が本気じゃないことを疑った方がいいです。 このような男性と交際している女性は、「でも彼はすごく忙しいから」と口を揃えるように言うのですが、6~7時間以上睡眠がとれて、NetflixやYouTubeを見る時間があるなら忙しいうちには入りません。 そういった男性は忙しいのではなく、連絡する意思がないだけです。でもそれを言ってしまうと終わりだから、忙しさを理由にしているだけです。 というか、本当に仕事ができる男性なら忙しさを言い訳にはしないので、その男性が本当に忙しいと自分で思ってるのだとしたら、ただ仕事ができないだけではないでしょうか。
相手は当事者意識を持っているだろうか
〈付き合う人の責任感の強さを推し量りましょう〉 今回のコラムで何が言いたいのかと言うと、相手との関係で生まれる悩みには、相手の当事者意識の欠如で生まれるものがあるということ。 そして、その欠如に至った理由は、「物事を深く考えていない」「なんとなく」「自己都合」のどれかによるものなので、最初から本気度も覚悟も足りないんですよね。 残念ながらこのような男性を向き合わせる方法はありませんし、本人にとっては当事者意識を持たない方が都合もいいので、変わることはないと思った方がいいでしょう。 そういった理由から、最初の段階で人選ミスをしないことが求められます。では、どうやって人選ミスを防げばいいのかと言うと、相手の責任感の強さを推し量るといいですね。 次の項目に該当する男性なら、2人の関係性に当事者意識を持ってくれる可能性が高いです。 ・発言に一貫性がある ・できない約束はしない ・自分に正直である ・人望が厚い ・最後までやり遂げる意思がある ・その人なりの信念や信条がある ・都合の悪いことから逃げない ・人に対し時間を割くことをいとわない などなど。 恋愛や結婚における当事者意識がない状態とは、すでにその関係に深く関わっているのに、「俺は関係ない」と思っている状態になります。このような男性を選んでしまわないためにも、付き合う前の段階で、相手の責任感の強さは見た方がいいでしょう。 【藤本シゲユキ】 悲恋改善アドバイザー改め、リアライフカウンセラー 京都府出身。17歳から29歳までギタリストとして、バンド漬けの日々を送るが、30歳を迎える前に以前から興味があったホスト業界に転身する。