大阪・松井知事が定例会見2月13日(全文1)愛知の豚コレラが大阪に及ぶ可能性は低い
豚コレラ対応で準備不足の面はなかったのか
共同通信:共同通信の【オンダ 00:06:54】です。豚コレラについて、今回いわゆる国が求めている、どこで焼却するとか、場所をあらかじめ準備して特定しておくというのを国に求められていたと思うんですけれども、府としてはその特定ができていなかったということで、準備不足っていう点もあると思うんですけれども、その点どうでしょうか。 松井:豚コレラ、動物のこういう病気の処理については、1つは埋葬、埋めるということですね。これは今までさまざまな動物の疫病、鳥インフルもそうだし、牛の病気もそうだけれども、そういう場合に、都心部でなければ埋めるというのが1つ可能性がある。今回は住宅密集地であったことから、埋めるというのは、これはちょっと周辺の皆さんが不安がる。いや、これは埋めても問題はないんですよ。全国そういう処理していますから。でもやっぱり、どうしても不安を拭いきれないということがありましたから、人が住んでない7-3区でレンダリング処理をしたと。 そもそもは事業者の敷地が十分な場所があれば、やっぱりあまり移動さすことなく現地処理が一番いいんですけども、今回の場合は事業者のそういう敷地で、それは作業ができる状況ではないということから、処理場所について少し時間が掛かってしまったということです。 共同通信:今回、府としては初めての経験になったと思うんですけれども、それを踏まえて、例えばこのレンダリング装置を今後予算化して導入するとか、養豚場、府内6カ所なのでコスト面、いろいろ課題はあると思うんですけれども、そういう装置の導入とかそういったものの対策は。 松井:いや、これは今、国がレンダリング装置は所有してやっているわけですから。要は今回のことで、処理時間についてちょっとさまざまな作業現場の状況から掛かりましたけど、一番重要なのは感染を広げないことと、それから住民の皆さんが不安にならないということですから、これからもやっぱり慎重に、こういう事案が発生した場合は慎重に周囲の皆さんに、まずは風評被害にならないように正確な情報を発信すること。それから周囲の皆さん方に不安になられないような形で処理をすることを考えていきます。 大阪府がレンダリング装置を所有したからといって、豚コレラ等々の発生を防げるわけではありませんし。やっぱり、要は費用対効果を考えれば国のレンダリング装置で、全国こういう事態になったときはそれに対してそのレンダリング装置を使用して処理していくというのは、特に危機管理が低下しているということではないと思います。 共同通信:今日午前にまた愛知で豚コレラが発生しましたけれども、前回の会見では府内で感染拡大の恐れはないということですけども、原因等々、その辺新しい情報があれば教えてください。 松井:愛知が新たに豚コレラが発生したということで、大阪府の今回の事業者以外、5つの養豚事業者の皆さんに確認したところ、愛知からの小さな、言うたら赤ちゃん豚ね、これを入荷している事業者はありませんでしたので、今のところは今回の愛知の豚コレラが大阪に拡大する可能性は低いと、判断をしています。これはもう今朝の段階で確認済みであります。 司会:次のご質問をお受けいたします。 【書き起こし】大阪・松井知事が定例会見2月13日 全文2に続く