ヤンキースのソト外野手（ロイター）

　ヤンキースからフリーエージェント（ＦＡ）になっていたフアン・ソト外野手（２６）がメッツとメジャーリーガー史上最高額となる１５年総額７億６５００万ドル（約１１５０億円）で契約したと８日（日本時間９日）、複数の米メディアが報じた。 　ソトを巡ってはヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースらが争奪戦に参戦していたとみられ、大谷翔平投手（３０）が昨オフに結んだ史上最高額の１０年総額７億ドル（約１０２２億円＝契約発表時のレート）を超える額の契約になることがうわさされていた。ソトは１９歳にメジャーデビューして２６歳とまだ若いことから異例の大型契約となった。対抗馬だったニューヨークのライバル・ヤンキースは１６年総額７億６０００万ドル（約１１４０億円）を提示していたことも複数の現地メディアが報じた。 　ドミニカ共和国出身で、１８年５月にナショナルズでメジャーデビューしたソト。１年目から１１６試合に出場して２２本塁打、７０打点、打率２割９分２厘の成績を残すと、１９年には３４本塁打、１１０打点、２割８分２厘でチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。２０年は３割５分１厘で首位打者。２２年途中にはパドレス、２４年にはヤンキースに移籍した。これまで７年間で長期離脱はなく、通算９３６試合に出場して２０１本塁打、５９２打点、２割８分５厘をマーク。通算７６９四球で出塁率４割２分１厘と、選球眼がよくて出塁率が高いことが大きく評価されている。