島根原発2号機、12月7日に再稼働…中国電力
中国電力は11日、島根原子力発電所2号機(松江市)を12月7日に再稼働させると発表した。発電再開は同月下旬で、営業運転の再開は来年1月上旬の見通し。
島根原発は県庁所在地に立地する全国唯一の原発。中国電力は、2号機の安全対策工事が完了した10月28日、原子炉に核燃料560体を入れる「燃料装荷」の作業を始め、11月3日に完了した。現在、炉内構造物の取り付けなど再稼働に向けた準備を進めている。
2号機は、東京電力福島第一原発事故後の2012年1月に定期検査で停止。福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、島根県の丸山達也知事が22年6月に再稼働の容認を表明していた。BWRの再稼働は女川原発(宮城県女川町・石巻市)2号機に次いで2例目となる。
中国電力は当初、8月の再稼働を予定していたが、安全対策工事の遅れを理由に12月に延期した。