「人生ではじめてバナナ型のうんちが出たときは思わず写真を撮った」25年の便秘持ちが“腸活うんちお姉さん”になるまで
──いったい何があったんですか。 長瀬さん:20代半ばくらいのある日、とにかく胃痛がひどくて病院に行ったんです。胃カメラを飲んで検査したけど、全然異常がなくて。他の病気の可能性もあるからと、念のためエコー検査もしてもらったんですよね。そしたら、なんとみぞおちまでうんちが詰まっていて…先生も苦笑していました。あのときの光景は忘れられないですね(苦笑)。 そのときに初めて下剤を飲みました。下剤を飲むとお腹が痛くなるって聞いていたから、怖くて飲んでなかったんです。便秘という自覚があっても、自分の中では正常だったし、何かわかりやすいトラブルが起きているわけではなかったから、下剤を飲む理由がなかったというか。いざ、下剤を飲み始めたら、お腹が痛くて、ずっとトイレにこもっているような状態でした。
──それ以降は便秘に向き合うことにしたんですか。 長瀬さん:いやぁ…その痛みが過ぎたから、まあいいやってなっちゃったんです。20何年も異常な状態を正常だと生きてきたし、あまり知識もなかったこともあって便秘を解消しようとは全然思わなかったんですよね。
■腸活なんて怪しい民間療法じゃないの? ──そんな中、腸活サポートアプリ「ウンログ」を展開しているウンログ株式会社に転職されるんですよね。 長瀬さん:はい。 当時、前の職場で広報として働いていたときの先輩に誘われたのがきっかけで転職しました。ウンログのサービスの特性上、広報経験があるだけでなく、便秘やお通じに悩む人の気持ちに寄り添える人材を求めていたそうです。先輩は私が便秘で苦しんでいる姿もよく知っていたので、私に「働いたら便秘も治るかもよ」って声をかけてきたんです。
ただ、正直、腸活って何か怪しい民間療法みたいなものだと思っていたんです。「先輩も洗脳されているんじゃないか」って思っていたくらい。でも、先輩が腸活についてあまりにも熱く語るから、3か月の試用期間を使って、とりあえず腸にいいということを実践してみることにしたんです。それで結果が出なかったら、先輩もあきらめてくれるんじゃないかって思って(笑)。 ──3か月の間、どんなことを実践したんですか。 長瀬さん:まず、食生活をガラリと変えました。お水を1日2リットルくらい飲んだり、野菜を多めに食べたり、インスタント食品やジャンクフードもやめたりしました。ヨガなどの軽い運動もしましたね。