「人生ではじめてバナナ型のうんちが出たときは思わず写真を撮った」25年の便秘持ちが“腸活うんちお姉さん”になるまで
──その結果、何か変化はあったんですか。 長瀬さん:ちょうど3か月くらい経ったある日、便意をもよおしてトイレに行ったら、今までの人生で見たことがないくらい立派なバナナ型のうんちが出たんです…!私の体にはそんな機能はなかったはずだから、すごくびっくりしちゃって。思わず写真も撮っちゃいました(笑)。腸活をやって、初めて自分が変わったという実体験を得られたんです。出ないということがなくなってきて、「腸活は怪しい民間療法じゃない」ってようやくわかりましたね。
──ウンログの広報(うん広報)として活動しているなかで、「長年の便秘の経験が生かされた」と実感したことはありますか。 長瀬さん:一番大きかったのは、ウンログの公式YouTubeチャンネル「ウンTube」の出演ですね。腸にいいとされていることを、自分でやってみて効果を実証することが多かったので、かなり体を張っていました。 論文などでエビデンスがあって科学的にも効果が実証されていたとしても、そのデータだけ伝えるだけじゃ視聴者も理解しづらいことも多いですが、私が実際にやってみて効果があったと話すと伝わることもあるんですよね。私自身も、自分で体験したことだから熱量を込めて自信を持って伝えられますしね。
もちろん、実践してみて効果が出なかったこともあります。その場合は「私には効果が無かったけど、人それぞれだから合う人もいるかもしれないよ」と伝えるようにしていました。
■たとえ自分が死んでもこの活動が絶えないように ──ウンログではうん広報としてだけでなく、ブランド責任者、さらには取締役としても活躍されていましたが、退職を決めたのはどういった理由があったのでしょうか。 長瀬さん:世の中には、本当に腸にいいものもあれば、腸にいいとうたっていても実際はそれほど効果がないものもあります。私としては、本当に腸にいいものだけを紹介したい。でも、企業に所属していると、自分の思いとは違うことを伝えないといけない場面も増えてきて、自分が苦しくなってきたんですよね。なので、ウンログを退社することに決めました。