「卓越した存在感」ミラン撃破に貢献したパルマGK鈴木彩艶に現地メディアからは高採点と賛辞が続々!「守備陣に安心感を与えた」
現地時間8月24日に行なわれたセリエA第2節で、パルマはミランを2-1で下して今季初勝利を飾っている。 【動画】ミラン戦で鈴木彩艶が好セーブを連発! 本拠地エンニオ・タルディーニに強敵を迎えた一戦、昇格組のパルマは開始2分にエマヌエレ・ヴァレリの左からのクロスをデニス・マンが合わせて先制し、66分にクリスティアン・プリシッチの同点ゴールを許したものの、77分にマテオ・カンチェリエリが勝ち越し弾をゴール左隅に流し込み、このリードを最後まで守り切った。 今夏に同クラブに加入した日本代表GKの鈴木彩艶は開幕戦(対フィオレンティーナ)に続いてスタメンとして90分間ゴールを守り続けて勝点3奪取に貢献。42回のボールタッチで4度のセーブというスタッツ(データ専門サイト『WhoScored.com』より)を記録した守護神に対して、クラブはSNSで「素晴らしい」と賛辞を贈っている。 現地メディアの評価も上々で、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は、10点満点の採点で及第点を上回る「6.5」を鈴木に与え、「日本のGKといえば、アニメ『キャプテン翼』(イタリア版)のキャラクター、『ホーリ』の友人である『ベンジ』が思い浮かび、彼は全てのシュートを止めたが、鈴木の場合はノア・オカフォーのシュートを1本止めただけで十分だった」と記述。一方、『la Repubblica』紙も同採点で、こちらは「必要な時に明晰だった」とその判断力の正確さを称賛した。 パルマの地元紙『GAZZETTA DI PARMA』の採点は「7」で、寸評は「今回は何らミスをせず、守備陣に安心感を与えた。足元のプレーも正確で(終盤に少し不安定なクリアが幾度かあっただけだ)、そのペナルティーエリア内での存在感は重要なものである」と終始ポジティブな内容となっている。 総合メディアの『parma press 24』は、「失点は(ミランの)ラファエウ・レオンの傑出したプレーによるもので、鈴木にできることはなかったと言えよう。常に安定しており、幾つかの複雑な状況をしっかりと処理し、チームメイトとの良い連係も見られた」として、こちらは「6.5」を付与。パルマのクラブ専門サイト『FORZA PARMA』は「7」の高評価を下し、「前半と後半に幾つか重要なセーブを披露。難しい局面でチームを支え、卓越した存在感を示した」と、そのプレーを総括した。 サッカー専門サイトでは、『calciomercato』が「素早く、果敢な飛び出しにより、一定の信頼性を示した」、『TUTTOmercatoWEB.com』は「ストラヒニャ・パブロビッチのヘディングに対して素晴らしいセーブを見せ、その後すぐにタイアニ・ラインデルスの鋭いシュートにも対応。注意深く、反応が良く、どのシュートコースにも対応しているように見えた。安心感がある」と、それぞれポジティブに評し、いずれも採点は「6.5」としている。 そして、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は同じく「6.5」を付与し、英国の通信社『REUTERS』は「しっかり守備が組織化され、ミランの攻撃を難しくしたパルマにおいて、GKの鈴木は前半にミランの数少ない得点機だったオカフォーとパブロビッチのシュートを上手く阻止し、後半はプリシッチのシュートを防いだ」と振り返った。 構成●THE DIGEST編集部
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