【セントウルS・コメントのツボ】ママコチャが始動「いい仕上がり」 トウシンマカオ「左回りがポイントですが…」
[GⅡセントウルステークス=2024年9月8日(日曜)3歳上、中京競馬場・芝1200メートル] <栗東トレセン>55・5キロという想定外のハンデのため、CBC賞をやめてここに矛先を変えたピューロマジック。安田調教師は「レースを見送った影響はなく、順調に調教をこなしてこれました」と仕上げに狂いがないことを告げる。「左回りは合いそうなタイプですし、あとは先週の雨によって馬場にどういった変化があるかですね。当日の傾向を見据えた上で、ジョッキーとレースの策を練ってみます」と細心の注意を払って戦いに臨む。 ヴィクトリアマイルを14番人気で激勝したテンハッピーローズが久々のスプリント戦に挑む。「新馬戦以来になりますけど、何も変えずいつも通りの調整。米国遠征(BCマイル)に向けての叩き台のつもりで使いますが選択肢がここしかなかった」とここに至る経緯を説明した高柳大調教師。「ただ、緩めるわけでもなくきっちり仕上げてきたので対応できるようなら」と話す。 昨年のスプリンターズS覇者ママコチャがここから24年下半期を始動させる。今週の追い切りに乗った鮫島駿は「悪くなかったですよ。道中の折り合いはスムーズでしたし、ラストの反応も良かったです」と感触を伝え、「いい仕上がりでトライアルへ向かえると思います」と締めた。 脚をためる競馬が板についてきたモズメイメイ。小林助手は「今週の追い切りは単走で予定通り。控えても脚が使えるようになっているし、荒れた馬場も気にしないと思う」と懐の深さを強調した。 北九州記念では9番人気2着に激走したヨシノイースター。宝来助手は「前走は負けはしたけど、この馬も強い競馬ができていた。先週ビシッとやったし、いい仕上がりで臨めそう」と話す。 <美浦トレセン>スプリント重賞4勝目を狙うトウシンマカオ。「いい動き。先週はやや重かったですが、このひと追いで仕上がるでしょう」と今週の追い切りに納得の表情を見せた高柳瑞調教師。「バランスの問題から左回りがポイントですが、右側だけチークを着けて、ジョッキーは問題なさそうとの評価でした」と期待感を持って中京の舞台に挑む。 ピューロマジックとの先行争いが注目されるアサカラキング。斎藤誠調教師は「思った通りの調教ができたね」と最終追いに満足げな様子。「前走は洋芝が合わなかったし、滞在で気が抜けるような感じもあった。1歩目が遅い点がカギだけど自分の形で競馬できれば」と巻き返しを図る。
東スポ競馬編集部