【大学トレンド】「家政学部」が消えて「フードビジネス学科」へ ラテアートから料理撮影まで
商品開発の経験は、就活の武器に
小澤さんは、中食企業の商品開発職での採用が内定しています。 「ほかの大学の学生にはない実習や商品開発の経験があるので、面接には自信をもって臨めましたし、面接担当者の言葉もすぐに理解することができました。就職したら、まずは自分が開発した商品がSNSで話題になることを目指します」 フードビジネスを大学で学ぶ意義について、小澤さんが所属しているゼミの担当教員、渡邉正樹准教授はこう話します。 「食に関する体系化された知識を学ぶことは、マネジメントする立場になったときに役立ちますし、食品衛生法や食品表示法など専門的な知識があることによって、商品開発などの視点も変わってきます。企業の採用担当の方からは、本学の卒業生は業界についてよく理解しており、ミスマッチがないといった言葉をいただいています」 卒業生は、約7割が食品流通、食品メーカー、フードサービスなど食関連の企業に就職します。商品開発の経験は就活にも大いに役に立ちます。
朝日新聞Thinkキャンパス