写真で振り返る2024年、ウクライナが直面する不確実な未来
(CNN) ロシア軍がウクライナへの侵攻を開始してからほぼ3年が経ち、戦争は長期化している。 写真特集:ウクライナが直面する不確実な未来 ウクライナは960キロ以上に及ぶ前線の複数の場所でロシア軍の進軍を食い止めるのに苦戦している。ロシア軍が東部ドンバス地方で徐々に前進を続けてる一方、ウクライナ軍は兵力不足に苦しみ、要員はますます手薄になっている。 ウクライナ軍が今年、唯一領土を拡大したのはロシア国内だった。同軍は8月にロシア南西部クルスク州で越境攻撃を実施した。しかし、この侵攻がロシアのウクライナ東部での着実な前進を食い止めることはなく、東部の軍司令官は11月、自軍が戦争開始以降、「最大規模のロシアの攻勢」に直面していると警告した。 ロシアはまた、首都キーウを含むウクライナの都市にほぼ絶え間なく長距離ドローン(無人機)攻撃を仕掛けている。これはウクライナの民間人の決意を砕くための新たな試みとみられる。 バイデン米政権下で米国は武器と資金の両面でウクライナに数百億ドル規模の援助を行ってきた。しかし、トランプ前大統領の再選により、ウクライナはすぐに調整を迫られる可能性がある。トランプ氏は選挙戦を通じて、ウクライナに対する米国の継続的な関与に強い疑問を投げかけてきたからだ。