【MLB】 米野球殿堂入り投票の締切迫る イチローは開票率約20%で満票を維持 史上初の快挙なるか
2025年度のアメリカ野球殿堂入り投票の締め切りが迫っている。投票は現地2024年限りで締め切られ、日本時間1月22日に「MLBネットワーク」の番組内で結果発表が行われる予定となっている。投票を済ませた各記者が公開している情報を独自に集計している「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によると、イチローは依然として得票率100%を維持している。野手史上初の満票殿堂入りへ向けて、イチローはさらに前進している。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 殿堂入り投票は12月末に締め切られ、1月に結果発表が行われるが、投票を済ませた記者の一部はSNSや自身が所属するメディアなどで投票内容(誰に投票したか)を公表することが多い。それを非公式ながら集計しているのが「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」だ。このサイトが集計したデータは、米公式サイト「MLB.com」の記事中でも使用されることがあり、もはや「準公式」と言ってもいいくらいの存在になっている。 日本時間12月31日時点のアップデートでは、全票数の内19.1%にあたる69人の記者が投票先を開示している。その中で、イチローは100%の得票を獲得。さらにイチローと同じく投票1年目のCC・サバシアが90.5%、投票最終年度を迎えるビリー・ワグナーが86.5%、投票3年目のカルロス・ベルトランが78.4%を獲得している。この4人が現状、殿堂入りラインとなる75%の得票率を維持しているメンバーだ。 イチローは野手として史上初の満票での殿堂入りを果たすだろうか。MLB公式サイト「MLB.com」がエキスパートに対して実施したアンケートでは、「イチローは満票で殿堂入りするだろうか?(満票に値するかという質問ではない)」に対して、25人が「YES」と答えたのに対し、30人が「NO」と答えた。事実、2020年にデレク・ジーターが1票差で、2016年にケン・グリフィーJr.が3票差で満票を逃しているように、満票での殿堂入りのハードルは非常に高い。