【MLB】 アストロズ撤退後のブレグマン争奪戦の行方 タイガースとRソックスの名が浮上
クリスマスウィークは例年、MLBの移籍市場の動きも静かになってくる。しかし、多くの大物選手が市場に取り残されている今オフ、その状況は変わるだろうか。まだ契約を探している大物選手の一人が、アストロズからFAとなった三塁手アレックス・ブレグマンだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ ブレグマンの古巣であるアストロズは、これまで6年1億5600万ドルのオファーを提示するなどブレグマンの引き留めを目指していた。しかし、ブレグマン側とのオファーのギャップを埋められないと見ると、アストロズはトレードで三塁手イサーク・パレイデスを、FAで一塁手クリスチャン・ウォーカーを獲得。これでブレグマンとアストロズの再契約は完全になくなったと見られる。 MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によれば、ブレグマンの恩師AJ・ヒンチ監督が率いるタイガースは、ブレグマンに依然関心を寄せているが、ブレグマンが求めるほどのオファーを出せるかが疑問視されているという。一方で「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、タイガースが少なくとも1つは大きな動きを起こせるだけの資金力を持っていると報じている。地元紙「デトロイト・フリープレス」のエバン・ペッツォルド記者は、オフシーズンが進むにつれて「タイガースがブレグマン獲得を優先する傾向が強まっている」といい、球団とブレグマン陣営との対話は増えているという。 もう一つ、ブレグマン獲得の候補に挙げられる球団がレッドソックスだ。ただ、レッドソックスの三塁にはラファエル・デバースというフランチャイズプレイヤーがいる。そのため、レッドソックスはブレグマンを獲得するならば、ブレグマンを二塁へ転向させるか、デバースを一塁へ転向させるかという選択を迫られることになるだろう。