WHOがコンゴに専門家派遣、「原因不明の病気」巡る調査支援へ
[ベルリン 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は6日、アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)で頭痛、せき、発熱、貧血などを伴う原因不明の病気が発生している問題で、現地保健当局の調査を支援するために専門家を派遣すると発表した。 南西部クワンゴ州パンジに向かう専門家が、必須医薬品と病気の原因を分析するための診断キットを届ける。 WHOは、原因を特定するための臨床検査が行われており、詳細な情報が入り次第共有すると述べた。 WHOのアフリカ地域ディレクター、マトシディソ・モエティ氏は「われわれの優先事項は影響を受けた家族とコミュニティーに効果的な支援を提供することだ。病気の原因を特定し、感染経路を把握するとともに、可能な限り迅速に適切な対応を取るためにあらゆる努力を続けている」と語った。 WHOは公衆衛生当局のデータを基に、パンジ保健地区でこれまでに394人の感染と30人の死亡が報告されていると明らかにした。 現地当局は今週、この地域で発生した原因不明の病気で11月に143人が死亡したと公表した。