醤油らーめんが自販機缶に! チェーン居酒屋が復活ののろし! 夢のAIお菓子も出現!? 「懐かし×最新スタイル」の進化系レトログルメが席巻する!!
今年のグルメ界のキーワードは「懐かしグルメの復刻」。令和スタイルにアップデートされた注目グルメを紹介していこう! 【写真】食のスペシャリストたちがヒットすると予測する商品 * * * テロクノロジーが急速に進歩する一方で、なぜかレトロな懐かしさを求める不思議な時代。これは今年のグルメトレンドにも通じるところがあるようだ! 食のスペシャリストたちに話を聞いてみた。 ■タイパフードやコンビニグルメの事情 流通小売・サービス業界の経営コンサルタント・岩崎剛幸氏がヒットすると予測する商品はこちら。 「冷凍ラーメン自販機ヌードルツアーズを展開する丸山製麺のらーめん缶『醤油らーめん』です。なんと缶の中にラーメンが出来上がった状態で入っているという画期的な商品。 独自開発された小麦麺が使用されているため、スープの中に浸っているにもかかわらず、伸びづらい。常温でも食べられるため、缶を開けた瞬間にラーメンをすすり始めることができる、タイパ(タイムパフォーマンス)重視時代の究極商品です。味も昔ながらの醤油ラーメンで美味。 実は2000年代にも、こんにゃく麺を使用したラーメンの缶詰が販売され話題となりましたが、らーめん缶は小麦麺のため味わいが段違い。大きく進化しています」 まだ見たことがないけど、どこで買えるのでしょう? 「当初は通販で販売していましたが、昨年12月下旬からは全国の飲料自販機やスーパーで販売開始されました。これは忙しいビジネスパーソンをはじめ、多くのラーメン好きに重宝されること間違いなし。ちなみに、約3年間保存が可能なので、非常食として備蓄しておくのもオススメです」 続いては、コンビニグルメについて。今年は〝コンビニの復刻グルメ〟に注目すべきと語るのは、年間1500種類以上のコンビニ商品を食べるコンビニグルメ研究家のいぬきち氏。 「昨年はコンビニ各社が過去の人気商品を復刻させるケースが目立ちました。例えばファミリーマートからは2016年に発売されたファミチキ初のフレーバー商品『ファミチキ(甘辛味)』が再登場。ローソンからは2021年に終売を迎えた大ヒット商品『悪魔のおにぎり』が復活。 セブン-イレブンは1983年の大ヒット商品のリメイク版『じゃがまるくん(ポテト&ミート)』を販売し、昭和世代には懐かしく、平成・令和世代には新しいといったその見た目と味わいがSNSで大きな話題になりました」 そして、この流れが今年はさらに加速すると予測! 「過去のヒット商品は自社に製造ノウハウがありコストを抑えられる上、当時のファンが反応するためSNSでも話題になりやすい。今年も原材料費の高騰が続き、商品開発にさまざまな制約が発生すると予想される中で、コンビニにとって非常に心強い存在となるでしょう」 では、今年はどんな商品が復刻しそう? 「ファミリーマートには、ファミチキの過去のフレーバーのさらなる復活に期待。『塩レモン味』(2018年)などの人気フレーバーやファミチキ史上最も辛いといわれた『レッドチリ味』(2019年)などの復刻もありえるかもしれません。 セブン-イレブンは昨年、『クイニーアマン』(1998年)や『チョコバナナロール』(2003年)などがヒットしたので、今後も過去の人気パンが復刻することは間違いなさそう。 ローソンは『悪魔のおにぎり』が『やみつきフェア』の中の一商品として復活したので、今後もフェアに合わせた過去のヒット商品の登場に注目です。もちろん技術は進化していますので、味もパワーアップしています。気になったらぜひ手に取ってみてください」