小池都知事が定例会見7月20日(全文1)2020年に向け、3つのシティを実現
東京ベイエリアビジョンについて
次に東京ベイエリアビジョンについてでございます。都はこれまで東京のベイエリアにおきまして、お台場、青海、有明地区などのまちづくりを進めてきたわけでございます。これらの地域ですが、大きな変貌を遂げながら、東京の魅力と活力を高める拠点といたしまして、存在感を発揮しているところでございます。また、ベイエリアでありますが、今後、東京2020大会のレガシーが根付くまちづくりが進展していく、そしてそのことに加えて新たなブランドの創出、交流拠点としての築地、そして環境先進都市のモデルケースとしての晴海、それから市場の活気とにぎわいを生かす豊洲など、さまざまな個性を有して、そして次世代に向けて大きなポテンシャルを秘めたエリアともいえると思います。 そこで今回ですが、このエリアにつきまして、これまでのような個々の点の個別計画の枠を超えた総合的なビジョンといたしまして、東京ベイエリアビジョン、仮称でございますが、これを策定いたしまして、次世代のまちづくりのモデルとなる、世界を見据えた将来像を示していく。そして東京、ひいては日本の今後の成長戦略につなげていくということでございます。 そのコンセプトは3つございまして、まず1番目に東京、日本の今後の成長をつくり出す場所として、東京ベイエリアを世界に発信していく。これが1点。2つ目が、東京ベイエリアを鳥の目で俯瞰をいたしまして、各地域の特色をより生かすということ。3つ目が、官民が連携をいたしまして、次世代を担う若手の視点や自由な発想を生かしていく。この3つのコンセプトに基づきまして、具体的な検討を進めてまいります。 ビジョンの策定ですけれども、関係各局からなる庁内の検討会を設置するとともに、民間の若手の有識者、専門家の皆さんと、そしてまた都庁の若手職員で構成する官民連携チームを立ち上げてまいります。つまり行政の枠を超えまして、自由な発想によります提案をいただきながら、2019年の末をめどにいたしまして、取りまとめをしていきたいと考えております。公安局と政策企画、そして都市整備局、これらが担当となります。これが3本目であります。次が3本目ですね。