「層の厚さをすごく感じた」西武・渡辺久信監督代行、ソフトバンク優勝への所感と再建の思い「来季はそこらへんを見据えてやってくれる」
◆西武6ー4日本ハム(23日、ベルーナドーム) 西武の渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)兼監督代行が23日、ソフトバンクのリーグ優勝を受けて所感を口にした。ここまでソフトバンクに7勝16敗と大きく負け越しており、特に敵地のみずほペイペイドームではシーズン序盤に6連敗も喫した。 ■SNS騒然…監督休養の松井稼頭央さんがベルーナドームに【写真】 痛かった序盤のつまずきについて、渡辺監督代行は「やっぱね、うちもちょっと負けすぎたかなっていうところもある」と悔やんだ。その上で「(ソフトバンクは)けが人が出ながらも、それを補う選手がすぐ出てきた。層の厚さをすごく感じた部分が大きい」とたたえた上で「非常に悔しい。やっぱり今シーズン、あれだけ(ソフトバンクを)逃がしちゃったっていうのは、非常に悔しい思いです」と本音を吐露した。 シーズン途中で松井稼頭央監督が休養したチームは既に3年ぶりの最下位が決まっており、来季は再建が急務となる。「パ・リーグは全体的にすごく戦えるチームも多い。うちはちょっと序盤負けすぎたということで、なかなか厳しくなったけど、そこまで独走をさせるような感じではないと思う」と先を見据えた。 若手が多いチーム構成だけに、レギュラーシーズン終了後の今秋や来春も、選手の成長を促すことが必要となる。「来シーズン勝つために、うちとしたら全体的なチームの底上げをやっぱりしていかないと、なかなか勝負になんない部分はある。来季はね、しっかりそこらへんを見据えてやってくれると思います」と期待した。
西日本新聞社