「金融分野で話題独占!」新NISAがヒットしたワケは?“おすすめのネット証券会社トップ3”“心得6カ条”をお金の専門家が徹底解説【2024MonoMaxヒットモノ大賞】
ネット証券は3強から選ぶのがおすすめ
2024年1月からスタートした新NISA。2023年までの旧NISAと比べて制度が変更され、大幅に使いやすくなった。また、3月に日経平均株価が初めて4万円台に到達するなど市場が好調だったことも後押しし、投資機運が高まったことで、数多くの人が投資に関心を持った2024年。ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんも「24年、新NISAの問い合わせはとても増えました」と話す。 新NISAを始める最初の一歩は、金融機関に口座を開くこと。銀行、店舗型証券会社などもあるが、人気はネット証券会社だ。商品が豊富、サービスがいい、手数料が安い、取引が手軽などといったメリットがある。 「ネット証券会社のなかでも、特に人気なのは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。この3社は投資でポイントが貯められることにも力を入れているので、ポイ活をしている方にもおすすめです」(西山さん) 投資に慣れてきたら視野に入れたい、変わり種の証券会社も教えてもらった。 「米国株をメインに考えているなら、『ブルーモ証券』も面白いと思います。ウォーレン・バフェットなど著名投資家たちのポートフォリオ(保有している資産構成)を簡単に真似して投資できるのが特徴です。おまかせで分散投資をしたいなら、ロボアドバイザーが自動で運用してくれる『ウェルスナビ』で『おまかせNISA』を始めてもいいと思います」(西山さん)
2024年、新NISAで人気だった投資信託は?
新NISAで人気の金融商品は、積み立てができる投資信託。その中で人気なものも教えてもらった。 人気投資先①eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 三菱UFJアセットマネジメントが運営する投資信託。略称の「オルカン」は同社が商標登録している。世界中の株式に分散投資するため、リスクを抑えられるのが魅力。投資先は随時変更されるが、10月末現在で最も割合が多い投資先はアメリカ株。 人気投資先②eMAXIS Slim米国株式(S&P500) アップルやマイクロソフトなど、アメリカを代表する約500の企業に分散投資し、アメリカの株価指数S&P500に連動する投資成果を目指す投資信託。各社がS&P500に連動する投資信託や金融商品を扱っているが、投資信託では同商品が代表格。 人気投資先③eMAXIS Slimシリーズ 三菱UFJアセットマネジメントが運営する金融商品「eMAXIS」シリーズの中でも、運用コストの安さにこだわったシリーズ。購入時手数料・解約手数料は0円で信託報酬率も低めに設定されている。読み方は「イーマクシス スリム」。 人気投資先④インデックスファンド 市場の値動きを示す指標(例:日経平均、S&P500など)に連動した投資信託。信託報酬率など運用コストが低く、指標の値動きに連動するため分散投資をすることになり、リスクを軽減できる。プロが独自の方針で運用するのがアクティブファンド。