タフな外観と可愛らしいチェック柄のインテリア、手軽に外遊びを楽しむホンダの新型「N-BOX JOY」登場!
つまり、N-BOXジョイは、アウトドア系といっても、スズキ「ジムニー」のような高い4輪駆動性能を持つ本格派ではない。だが、各部に、自然をゆったりと楽しむための工夫や装備を盛り込むことで、近年増加するアウトドア嗜好のユーザー向けバージョンに仕上げている。 なお、現在、パワートレインなどの詳細は未発表だが、基本的にはスタンダード仕様やカスタムと同じNA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車を設定。また、駆動方式には、2WD(FF)/4WDの両方が用意されるのも同様となりそうだ。
■N-BOXジョイのスタイリング キャンプ道具などを詰め込んだキャリーボックスをイメージしたというN-BOXジョイの外観。大きな特徴は、まず、アウトドア用ギアの道具感を演出したというフロントフェイスだ。専用デザインのフロントグリルは、角を丸くしたスリット入りとし、ファンクショナルなイメージを加味。また、立体的な構造のLEDヘッドライトは、スタンダード仕様用をベースに、リングデザイン部分に蒸着加工を施したアルミパーツを追加する。
さらにフロントバンパーも専用で、ブラックの樹脂製ロアカバー部とボディカラー部をセットにしたコンビネーションバンパーを採用。ロアカバーの中央下部には、本格的な4WD車などにも採用されるスキッドガーニッシュ風のデザインも投入し、アクティブなイメージも演出する。 また、ボディサイドのドアロアーガーニッシュやリアバンパーなども専用デザインを採用。加えて、前後14インチホイールも専用とし、NAエンジン車はハーフキャップ仕様、ターボ車にはメッキリングも追加した仕様を設定する。
なお、ボディカラーは、2トーンカラー5色とモノトーン2色の全7タイプを設定。とくにルーフ部がすべてブラックとなる2トーン仕様では、主にアースカラー系のボディ色を採用。N-BOXシリーズ初採用となるデザートベージュ・パールやボタニカルグリーン・パールなどは、アウトドア風味をより強調する色調で、このモデルのイメージを顕著に表したカラーだといえる。 一方の内装では、特設サイトなどにも先行公開されたチェック柄のシートが大きな特徴だ。ホンダの開発者いわく「レジャーシートをイメージした」というのが新型のシート。一般的にチェック柄というと、ポップなイメージも強いが、エイジレスやジェンダーレスの雰囲気も出すために、落ち着いた色調を採用。一方で、ぱっと見では判別しにくいが、横糸に青やオレンジを使ったカラーミックス糸も採用。ちょっとした隠し味的な配色も用いることで、さりげない遊び心も演出している。