ポルシェデザインの折りたたみにウットリ - 2024年振り返り1月編(スマホ沼)
2024年も様々なスマートフォンが登場しました。スマホ沼的に気になったモデルを毎月振り返ります。今回は2024年1月分。 【この記事の他の写真を見る】 1月はサムスンが「Galaxy S24」シリーズを発表。「Galaxy AI」をひっさげた本格的なAIスマートフォンとして登場しました。筆者もサンノゼまで取材に行きましたが、スマートフォンの性能アップをハードウェアではなくソフトウェアで大きく高めた製品であり、その利便性に感心しました。 翻訳機能などは誰もが使う機能ではないかもしれません。しかしいずれはNeftlixやYouTubeの英語の動画もスマートフォンの基本機能としてリアルタイムに翻訳され日本語で視聴できるようになる、そんな未来も見えてきます。2024年はAI元年ともいえる1年でしたが、Galaxy S24もそれを象徴する1台だったと思います。 スマートフォンの新製品を見ると、2024年1月はHONORが「Magic6」シリーズを発表。DXOMARKでも定評のある同シリーズは世界中のマニアから注目を集めます。またそれに加えて「Magic V2 RSR Porsche Design」が登場。名前の通り、ポルシェデザインとコラボしたデザインモデルです。 ポルシェデザインは古くはBlackBerry、その後ファーウェイ、そしてHONORとコラボを行っています。HONORもカメラフォンのMagicシリーズでポルシェデザインモデルを投入してきました。しかしこの月に登場したMagic V2 RSR Porsche Designは、折りたたみスマートフォンとして初のポルシェデザイン製品なのです。 ベースとなったモデルは2023年7月発表の「Magic V2」。Snapdragon 8 Gen 2、5000万画素デュアルカメラ+2000万画素カメラ搭載のハイスペックな折りたたみ製品です。本体の厚みは開くと4.7mm、閉じると9.9mmとこの時点で激薄サイズ。HONORの技術力の高さを世に知らしめたモデルです。 この製品をベースに背面をグレーのマット調仕上げとし、カメラ部分にスポーティーな斜めのカットを入れたMagic V2 RSR Porsche Designは、中国でも富裕層を中心に人気のモデルとなったのです。価格は1万5999元(約33万5000円)ですが、性能に加えデザイン面でも優れた製品をHONORが販売できることを証明した製品と言えます。 なお1月にはOPPOから「Find X7 Ultra」も登場しました。中国外ではほぼ出回りませんでしたが、デュアルペリスコープカメラにヴィーガンレザーを効果的に使った重厚感ある背面仕上げは、ハッセルブラッドカメラのロゴと相まってアナログカメラを感じさせるデザインでした。 *今回の記事をよりよく知るための補足情報や追加写真などを、テクノエッジ アルファ内の「スマホ沼」に投稿しています。 テクノエッジ アルファはテクノエッジが運営する有料会員コミュニティです。その中で山根ハカセこと私と矢崎編集長が「ハカセとACCNのスマホ沼」というコンテンツをやっています。詳細やお申し込みについては、下記をご参照ください。 テクノエッジ アルファ(有料会員)加入はこちら
TechnoEdge 山根康宏
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