エリック・クラプトンもオーナーに名を連ねる伝統的なカントリーウェアブランド「CORDINGS(コーディングス)」に注目
「さらに『ツイード・ジャケット』、『コーデュロイとモールスキンのトラウザーズ』、『タッターソール・シャツ』の3アイテムなのですが、『ツイード・ジャケット』はCORDINGSでもさまざまな種類のものが作られており、クラシックな仕様のものは厚めの肩パッドにウエストは細めに絞ったシルエットというものが基本とされています。 トラウザーズは英国の『Brisbane Moss(ブリスベン・モス)』という伝統的な生地メーカーがあり、太うねのコーデュロイやモールスキンにはこの『Brisbane Moss』のものが使われています。 ウエストはベルトループではなくではなくサイドアジャスター仕様になっています。そして英国のトラウザーズはヒップポケットが1つというのが特徴的ディテールとなっています。 そして5アイコンの最後は『タッターソール・シャツ』です。襟幅が大きく開いたウィンザーカラーという襟型で、形が崩れないようカラーキーパー(襟芯)が入り、背の上部は『スプリットヨーク』といって、斜めに使った生地が背の中央で2枚に分割されたディテールになっています。斜めに使うことで生地の伸縮性を生かし動きやすくするという目的があります。 5アイコンアイテムの仕様や特徴は他にもいろいろとあるのですが、おおまかにご紹介させていただくとこういった感じになります」
オーナーのひとりにERIC CLAPTON(エリック・クラプトン)が名を連ねる
180年を超えるブランドの長い歴史のなかで、世界恐慌、たびかさなる戦争などの厳しい時代の最中も、CORDINGSは断固として英国ブランドとしての伝統を守り、英国の工場や工房と協力し、独自のコレクションを作り続けてきた。そして近年になりERIC CLAPTONがオーナーのひとりに加わったという。そのお話を引き続き長谷川さんに伺っていこう。 「ERIC氏はCORDINGSにとって最高の顧客でした。そんなERIC氏に2003年から経営に参加してもらうことになりました。ERIC氏は、2003年のレディス・シリーズの発表や、ブランドにとっては重要な要素のひとつである新シーズンのツイード選びにも深く関わりスケジュールが許す限りCORDINGSの業務に参加していただいています」