“直接打撃制” 空手のホープ 国際王者は広島の高校3年生「ここからスタート 夢は無差別級王者」
しかし、いまも古庄くんを指導する 島本一二三(かずふみ)さんは、当時の印象をこう語ります。 新極真会 大濱道場 島本一二三 師範代 「幼稚園のころから強い子がいるなって、勢いのいい元気な子がいるなっていうのは感じていました。稽古にどん欲に、とにかくがむしゃらにできる子なので、顔を見て、雰囲気を見て、『この子は将来、世界で活躍する子だな』っていうのは感じていました」 初めてトロフィーをもらったのは4歳のとき。島本さんの言葉どおり、すぐに頭角を現した古庄くんですが、前回、中学1年生で優勝してから今回の王座奪還まで5年の歳月を要しました。 広島皆実高校 3年 古庄正樹 くん 「すごくきつい期間で、なかなか優勝っていうのに届かなくて、くやしい思いが続いていたんですけど、高校3年生の最後に優勝できて、すごくうれしいです。高校生で優勝して、そこからのスタートだと思うので、ここから大人の部に行けるような優勝だったと思います」 来年、大学生になり、さらなる強豪選手たちと出会うことになる古庄くんにとっては、ここからが本当のスタート。目指す先は1つです。 新極真会 大濱道場 島本一二三 師範代 「無差別級の世界チャンピオンっていうのが、われわれの空手界では最高峰の舞台ですので、そこで世界一を必ず獲ってもらえるように日々、伝えています」 正樹 くんの父親 古庄英行 さん 「もう、やっぱり世界チャンピオンになってほしいですね、大人の大会で」 古庄正樹 くん 「ここからどんどん全日本や世界大会に向けて、次もまた優勝できるようにがんばります」 ◇ ◇ ◇ 小宅世人 アナウンサー 「負けず嫌い」と語る古庄くんですが、空手が大好きで、「夏休みの思い出は?」と聞くと「空手です!」と返ってくるくらい、空手一本なんだそうです。無差別級世界チャンピオンをめざす古庄くんの今後に期待です。
中国放送