NHK杯「りくりゅう」ペア、首位発進 三浦璃来・木原龍一組、2年ぶり制覇へ好スタート【フィギュア】
◇8日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯(国立代々木競技場) ペアはショートプログラム(SP)が行われ、第1戦・スケートアメリカで優勝した2023世界選手権優勝の三浦璃来(21)、木原龍一(32)組=木下グループ=が71・90点をマークして、首位発進。22年以来のNHK杯制覇に向けて好スタートを切った。 国内の試合での演技は2023年世界国別対抗戦(東京)以来となる「りくりゅう」ペアは最終8番滑走で登場。冒頭のトリプルツイストリフトをしっかり決めてGOE(出来栄え点)で1・95点の加点を得た。サイド・バイ・サイドの3回転トーループは三浦のジャンプが開いてアンダーローテーションとされたが、3回転ルッツのスロージャンプを成功させてGOEで1・21点を獲得。リフト、スピン、ステップは最高のレベル4とし、演技後の木原は「ミスがあった中でもしっかり70点台に乗ってきたので、そこは成長かな」と振り返った。 他の日本勢は昨季全日本選手権優勝の長岡柚奈(19)、森口澄士(22)組=木下アカデミー=がSPの自己ベストを更新する60・31点で5位。リズムダンス(RD)を実施したアイスダンスは吉田唄奈(21)、森田真沙也(20)=木下アカデミー=が64・30点の9位、田中梓沙(19)、西山真瑚(22)組=オリエンタルバイオ=が59・15点の10位で9日のフリーダンス(FD)に進んだ。
中日スポーツ