三冠王獲得の衝撃は海を超えて米国でも話題となり、「今すぐメジャーで活躍できる」という声も聞かれた。しかし2023年のWBCでの苦戦やここ2シーズンの三振の多さに対してMLB関係者の評価も下がり続けている。来シーズン、課題を克服できなければ好条件でのメジャー移籍も難しくなる可能性もあるが、年齢はまだ25歳。来オフの移籍が既定路線とはなっているが、急ぐことなく再び日本で“無双”してから海を渡るのも悪くないという意見もある。 「2人の置かれた状況は異なる。岡本は球団事情が変わることを待ちつつ、来季からメジャー挑戦となっても良いように準備はしっかり整えて欲しい。村上は今オフの過ごし方が選手生命の分岐点となる。コンディション調整はもちろん、攻守にレベルアップするためにできることを全てやってもらいたい」（スポーツマネージメント会社関係者） 　今季「50-50」の大記録を達成した大谷翔平（ドジャース）のような活躍は期待できないかもしれない。だが、2人は日本でもトップクラスのスラッガー。NPB代表する選手として“万全の状態”で海を渡り、日本の野球のレベルの高さを見せつけて欲しい。