巨人・岡本は今が売り時、ヤクルト・村上は焦る必要なし? 大砲2人は「いつ」MLBに行くべきか
岡本和真(巨人)と村上宗隆(ヤクルト)のメジャー挑戦はいつ実現するのだろうか。日本球界を代表する2人のスラッガーの“これから”に注目が集まっている。 【写真】メジャー関係者が明かす「佐々木朗希より欲しい」投手がこちら 球団の事情によってその行方が大きく左右されそうなのが岡本だ。巨人は阿部慎之助監督のもとで今季リーグ制覇を飾ったが、オフにはエース・菅野智之のメジャー挑戦が濃厚。そんな中「リーグ連覇と日本一奪還のためにも投打の柱を両方失うわけにはいかない」という声が多数だ。 「(岡本は)今シーズン不調に陥った時期もあったが要所で効果的に結果を残していた。また、俊敏性がありグラブ捌きも巧みなので守備面での貢献度も高い。一塁、三塁、そして外野も守れるのは本当に助かる」(巨人関係者) 今季は全143試合に出場し、打率.280(535打数150安打)、27本塁打、83打点の成績。惜しくも7年連続となる30本塁打の達成は逃したが、本塁打と打点はいずれも村上に次ぐリーグ2位。坂本勇人の衰えが隠せなくなってきた今、誰もが認める打線の核となっている。 「(巨人は)若手投手の台頭もあるが攻撃面では大きな課題が残ったシーズン。阪神からFA宣言をした大山悠輔の獲得に動いているのも、岡本の将来的なメジャー挑戦を球団が認めているからと言われる。大山獲得なら事態は一気に動くかもしれない」(在京球団編成担当) 岡本と大山は右打ちの大砲という共通項があり守備位置も重なる。「巨人は6年総額24億円超の大型契約を提示」とも言われるが、想像以上のマネーゲームになっても獲得に動くのは、「岡本退団ありき」の悲壮感の現れでもある。 「大山獲得が正式に決まれば、今オフに岡本のポスティングを認めた方が得策にも思える。現時点で岡本はMLB関係者からの評価は高い。MLBの好景気が続く今のうちにポスティングで移籍となれば大山の獲得資金の回収もできる」(スポーツマネージメント会社関係者) 今季は成績を落としたが、2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍もありMLB関係者からの評価は高いという。年齢的にも28歳と今が“売り時”なのは間違いないはず。ビジネス的に考えれば、大山という後釜ができれば早く動くに越したことはない。