スペイン代表FWニコ・ウィリアムズをめぐる争奪戦にバイエルンも参戦か 今夏マネーゲーム勃発の可能性
今夏一気にブレイク
EURO2024で決勝進出を果たしたスペインでFWラミン・ヤマルとともに両翼を形成しているFWニコ・ウィリアムズは、今大会の活躍によって一気に今夏の移籍市場での最大の注目銘柄となった。 アスレティック・ビルバオと2027年6月末まで契約を残すウィリアムズをめぐっては、既にバルセロナ、リヴァプール、チェルシー、アーセナルが有力な移籍先候補として名前が挙がっている。中でも同選手に強い関心を示しているのはバルセロナで、ジョアン・ラポルタ会長も地元カタルーニャのメディアの取材に対して、「我々にはウィリアムズの獲得に乗り出すことのできる資金がある」と争奪戦への決意を語っている。 こうした中、スペイン紙『Marca』は、ドイツのバイエルン・ミュンヘンもウィリアムズの獲得を検討していると報じている。スペインでは先月中旬にも『Relevo』がバイエルンによるウィリアムズ獲得の可能性について伝えていたが、来季のブンデスリーガでの覇権奪回に向けた大型補強の一環としてウィリアムズの動向を依然として注視しているようだ。 バイエルンが実際にウィリアムズをめぐる他のビッグクラブとの争奪戦に参戦するかどうかは、同選手とビルバオとの間で交わされた契約の中に存在すると言われる契約解除金6000万ユーロ(約104億円)以上の資金を用意できるかにかかっている。バイエルンは既にDF伊藤洋輝、MFジョアン・パリーニャ、MFマイケル・オリーセを今夏獲得していて、さらにウィリアムズも狙うとなれば現有戦力の人員整理によって資金を捻出する必要があるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部