ロールスクリーンは、所詮、扉の代わりにならない。家づくりで後悔したこと
理由2:下ろしていると通りにくい
ロールスクリーンは、パッとあけられるドアとは異なり、通るためにはチェーンなどで上げ下げする必要があります。 筆者も含め、面倒くさがり屋ぞろいの家族。ロールスクリーンが下がっている場所を通るときに、チェーンで上げずに、隙間を通ろうとします。 しかし、こうやって通ると、通る側の生地のみが引っ張られます。そうなるとロールスクリーンの左右のバランスが崩れ、生地が斜めの状態に。結果、巻き上げたときにきれいに収まらなくなります。 これについては、ロールスクリーンを設置してもらったときに「下ろした状態で、生地をめくって通らないでください」と、業者の方に言われていました。それでも、やってはいけないと言われたラクな方法で通ってしまいます。 子どもたちが通るたびに注意するのもイヤなため、ここのロールスクリーンは、この3年間で数えるほどしか下ろしていません。
理由3:左右に隙間ができる
こちらは、玄関とシュークロークを仕切るロールスクリーン(左)と玄関の壁(右)をアップで見たときの様子。ロールスクリーンを天井づけにすると、こうした隙間が両サイドにできます。 隙間の広さは、約3.5cmの隙間がありました。玄関を通るとき、向こう側が意外と見えてしまうのです。 当然、設置状況や商品によって、隙間の広さは変わります。目隠しのために設置したのに、場合によっては意味をなさないというケースもあるでしょう。
ロールスクリーンではなくカーテンにすればよかった
今思えば、ロールスクリーンのほかに、カーテンも検討すればよかったと思っています。カーテンにしていたら、ロールスクリーンで後悔している以下の2つの問題は解消できそうです。 ・閉めていても片方に寄せれば通りやすい ・隙間もほとんどできない また、汚れたら洗濯機で簡単に洗えるのも魅力的です。 わが家では、子ども部屋のカーテンで、ふさかけ(カーテンをまとめるタッセルを引っ掛けるフックのこと)と一体になったタッセルを使用。これなら保育園児でもかけられます。カーテンを閉めているときもすっきり見えて、とても気に入っています。 後悔していることの多いロールスクリーン。カーテンにしてこのタッセルを使えばよかった…。遅まきながら、そう思っています。
稲葉かすみ