三菱重工相模原ダイナボアーズ、ハードワーク×新戦力でさらなる進化を遂げる
続いて、ディレーニーHCとSH岩村キャプテンが登壇した。ディレーニーHCは3シーズン連続、岩村をキャプテンに任せた理由について「シンプルに一番ふさわしいと思った。オンフィールドでのプレーもすばらしいし、選手とマネジメントチームもまとめてくれている」と話した。
指揮官にどんなラグビーをしたいかを聞くと「もっとトライを多く取るエキサイティングなラグビーをしたい。昨シーズンはアタックにフォーカスしたが、ディフェンスももちろん強化しつつ、バランスをとりながら、インパクトを残してくれる選手も入ってくれたので、トライ取りたい」と話した。
ディレーニーHCがインパクトを残してくれると名指ししたのは、もちろん、新加入の南アフリカ代表22キャップのWTB(ウィング)カートリー・アレンゼだ。
「南アフリカ代表でもすでにやっているが、トライをとってほしいという目的で彼を呼んだ。アレンゼは日本に向いている身体だと思うし、スピード、パワーもある選手なので、リーグワンだけでなく、我々のチームでもインパクトがあると思う。まずはチャンスをものにしてほしい」と大きな期待を寄せた。
また、PR(プロップ)安昌豪、PR津嘉山廉人(ともに元・横浜キヤノンイーグルス)、HO(フッカー)李スンヒョ(元・三重ヒート)、CTB(センター)チャーリー・ローレンス(元・トヨタヴェルブリッツ)も加入した。
ディレーニーHCは、「選手層を厚くしたいと思っていた。狙っていた経験のある3人のフロントローの選手が来てくれたし、ローレンスも来て層が厚くなった。ローレンスも、ボールキャリーもパスも上手くて、ワイドへのパスが上手くて、アレンゼにボールを渡すことができると思う」と話した。
ダイナボアーズと言えば、ハードワークが代名詞であり、今夏もしっかりとチームを強化してきたという。岩村キャプテンは「夏はいつも通りハードワークしているが、今シーズンはフィジカル強化や栄養管理に注力していた」。